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レギオンゴースト

今では廃墟となったとあるコンクリートジャングルでのことだ。

そこには夥しいほどの亡霊が巣くっていたらしい。

ある霊媒師が徐霊を試みたが、あまりの数のゆえに徐霊し切ることはできなかった。

凍りつくような恐怖を抱きながらも、生き延びた霊媒師の証言を元にして奴らを称する言葉が生まれた。

亡霊大群、即ちレギオンゴーストと。

調査隊の報告によると、奴らは周囲の亡霊を取り込んで膨張しているようだった。

このまま膨張し続けるなら、最悪の結果に繋がりかねない。

市内全域にまで及ぶ霊障パンデミックに。

その予想結果に危惧した霊媒師たちは、一団を組んで事態に当たった。

レギオンゴーストを取り囲んで、一団連携による大徐霊という選択をした。

コンクリートジャングルは度重なる霊障によって無人であったのが幸いした。

霊障による殺害は食い止め切れなかったという遺恨はあるが。

一団連携による大徐霊は、式の構築に時間がかかったものの、無事に発動したようだった。

コンクリートジャングルの廃墟化と、霊媒師たちの霊力低下の犠牲を払って。

それが、この廃墟となったコンクリートジャングルにまつわる話だ。

この悲劇を繰り返さないためにも、君は徐霊されなければならない。

なぜなら、亡霊大群であるレギオンゴーストが生まれたきっかけというのが、君のように死して尚現世に留まり続けようとした亡霊が力を付け続けたのだから。

まだ数が少ないうちに徐霊し続けてあげよう。

レギオンゴーストによる被害を知る霊媒師の末裔としての責務を全うするためにもーー。


《終》


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