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ドライブデート
やぁキミ。唐突だが今度の日曜日にドライブに行かないかい?
嫌かい? でもお願いは知っているよ。
キミは日曜日の昼間をだらだらと過ごすだけだろう。
せっかくの休みを無駄に過ごす。たまには悪くないとあたしは思うよ。
けどね。キミはほとんど毎週のように、日曜をナマケモノのように過ごして嘆いている。
だからさ、あたしと一緒にドライブに行こうじゃないか。
キミは助手席に座って景色を眺めているだけでいいよ。
運転はあたしがするからね。
やけに誘おうとしているなって?
まぁ、運転免許を取得したし、ペーパードライバーになりたくなかったからね。
それに、お姉さんぶるけどキミと一緒にドライブデートしてみたかったんだ。
それが本音だけどね。
ん? ドライブに出かける気になったようだね。
重い腰を上げてくれてお姉さんはうれしいよ。
ドライブといっても、果て無き地平線までは行けないよ。
中東とかじゃないからね。
音楽の地平線だったら聴くだけで行けるけども。
じゃあ、今度の日曜日に玄関の前で。迎えに行くから。
バイバイーー。
《終》




