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滅びを定めた文明
残念なことに、今栄えている文明は歴史から抹消されることになるだろう。
かつてないほどに成長して、否、肥大していった今の文明に未来はない。
現に、問題は無いと断言できるだろうか。
文明の発展がもたらした道具たちが、限度を超越された使い方がされているというのに。
時間と金のバランスが崩壊しているじゃないか。
安心の耐久性は紙のように脆くなっている。
絶対を謳っておきながら、結果は真逆に向かうとは。
悪意の制御など夢想に散らされている。
犯罪の確率が年間を通して高確率を跳ね上がり続けているじゃないか。
減ったとしても、バネのように弾むための準備期間でしかなかった。
これも多数というか、ほぼ全ての低下に当てはまっている。
ゆえにだ。これらの結果ゆえに、文明の崩壊は確定された。
完全なまでの崩壊だ。ほぼ全ての人間が崩壊に巻き込まれるだろう。
逃れる術など、すでに捨て去られている。
ごみ置き場の地底のさらなる最奥にあるかもしれない。
だが、発掘することはできないだろう。
残された時間すらも無駄に食いつくしているのが、人類という種族なのだからーー。
《終》




