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女騎士の逆転の瞬間
緑が満ちる深緑の森の奥地でのことだ。
女騎士は自身に群がるオーク共を倒したいと願っていた。
しかし、それはできないのだと悟らされていた。
その理由は、武器である剣が破壊されてしまっており、徒手空拳で戦えるだけの力が残っていないからだった。
時間は無情にも刻々と過ぎていく。女騎士はどうすればいいのか分からなかった。
オーク共の周囲が騒ぎはじめた。
どうやら、仲間たちが次々と倒れていっているようだ。
オークの倒され方からして女騎士は悟る。
仲間である忍者が手裏剣を投擲しているからだ。
そして、女騎士の姿を見た忍者は、鞘付きの長剣を女騎士の近くにいるオークの背中に向けて投擲した。
背後からの攻撃を受けたオークはうつ伏せに倒れた。
その隙を狙い、女騎士は鞘から長剣を抜くと、うつ伏せに倒れたオークの首を跳ねた。
そして、女騎士は決断を下した。
助けにきた忍者と共に、オーク共を打ち倒すことを。
こうして、女騎士の逆転劇は始まったのだーー。
《終》




