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雨の日の子守唄
ある休日の午後
ガラス張りのテラスで
陽の光に微睡んでいたら
雨が降ってきた
ゆっくりと昼寝をしようとしてたから
雨音がちょうどいい子守唄に鳴ってくれる
心地好いリズム
眠りが深まるよう
すやすやと、すやすやと
夢の中に入っていく
くぅくぅと、くぅくぅと
寝息を立てて
笛の音色を聞いている
不思議な音色のフルートを
楽しそうに吹かれたフルートを聞いていると
こちらまで楽しくなってくる
フルートの音色を鳴り止んだ
景色がゆらゆらと揺れ動く
なぜか怖くない
揺れているのに怖くない
目覚めるから
夢の中から目覚めるからだ
雨音が聞こえる
眠る前の音だ
フルートの音色は雨音だった
雨が楽しい時間をくれた
揺れていたのは起こされたから
時間が来たんだ、いつもの時間が
おやつの時間に起こされた
子供じゃないけど
子供らしく起こされたのは
思ったよりも悪くない
また眠れたら、あの夢を見れるだろうか
できれば起こしてくれた彼女と一緒に見てみたい
雨のフルートが奏でる
楽しい時間の夢を――
《終》




