会話
「来年ってさ。タレントで誰が人気出るのかな?」
「来年? 気が早くないか?」
「そうだよねー。でも、不意に気になってさ」
「ふーん。なら、今年のうちに予想してみないか?」
「それ良いかもね。題して『来年の人気タレント予想』って感じかな」
「そのまんまだ。まぁ良いかもな」
「わたしの予想はねー。GHさんが人気出ると思う」
「去年デビューしたタレントか」
「そうそうー。君のは何ー?」
「私は、Mさんかね。昔デビューして、鳴りを潜めてしまったが」
「好きだったのー?」
「デビューする前からネットで知り合って。その縁でな。仲良くやっていたと思う」
「ふーん、そうなんだー」
「言っておくが、私がキミを好きなのは変わらないよ」
「このタイミングでそれはありかなー?」
「さぁ? 私には分からないことだ。インテリかつ気障っぽく言うなれば――」
「言うなれば?(今の時点で、気障っぽいけど、言わないでおこうー。そこが好きになったからー)」
「――私が知り及ぶことではない。ただ、キミが好きだ。それだけで良い」
「ありがとねー。話戻るけど、他に予想するとHSさんかなー」
「最近デビューして、その前が長かった? あのHSさんか?」
「そうそう。複雑な家庭で育ったみたいだけど、純粋さが好きかなー」
「そうか。見ていてそれが滲み出ているから、注目しやすくなる」
「君の他の予想はー?」
「私は、Nさんかね。グロテスクマスクを被っているのが、なぜか気になる」
「あー、あの人って、毎回マスク被っているよねー」
「覆面レスラーでも目指していないだろうにな」
「気になるのは素顔ー?」
「来年には拝んでみたいものだよ」
「ふぁ~。そろそろ眠くなってきた~」
「そうかそうか。はぁ~。私たちも眠くなってきたな」
「もう寝るね~……おやすみなさい~……」
「ああ……おやすみなさい……」
《終》




