表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/100

破滅の導師

暗黒の大陸に追放された男は、やがて邪悪な意思に呑み込まれ、邪神の使徒となるだろう。

それは滅びへの暗躍者となり、破滅の導師となる。

世界の大半は彼の者の手に渡され、荒廃の大地が支配領域となり果てる。

されど、勇気ある者によって、破滅の導師の支配領域は人類の手に戻りゆくだろう。

しかし、破滅の導師は邪神との融合を果たし、平和への最大の攻壁と為す。

勇気ある者の剣にヒビが入るも、想いの強さがさらなる強さを引き出しゆく。

そして、限界を遥かに越えた勇気ある者の剣が砕け散るのと引き換えにして。

破滅の邪神となった導師に引導を渡すだろう。


平和を取り戻した世界はたた安らかに時を過ごす。

破滅の邪神となった導師の意思は、大陸を暗黒に染めるために、霧散し眠りながら。


それは幾度となく繰り返される物語。追放者の弱さに漬け込んで、復活する破滅の邪神の物語。

追放者がいなくなれば、物語が始まらない。

ゆえに、追放することは禁じられたことである。

されど、人は過ちを繰り返す。時の流れに身を委ねるがゆえに、哀れにも繰り返し続ける。

この鎖は誰にも止められない。人が人である限り――。


《終》

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ