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宇宙に拒まれた変異

謎の生物が襲来してきた。

宇宙からの襲来かと思われたが違った。

いや、それもある意味では違う。

宇宙が関わっているのは確かだ。しかし、襲来ではなかったのかも知れない。

襲来ではなく帰還ではないかと、後世においては思われたのだ。

場所は決まっている。宇宙だ。宇宙への帰還なのだ。

だが、それは叶わなかった。だからこそ、突然変異という形を取ったのかも知れない。

叶わぬ願いを八つ当たりに変えての。自分では分からないままに。

しかし、その八つ当たりも終わる。狂人を装った孤高の蛮勇に。虚ろの知識に。絶えた力に。

一方的に散らされたのか。抗ったのか。分からないままに。

奇書に描かれた歴史は、深淵の恐怖。宇宙にたゆたう絶望の古。

それは帰還を果たせず、虚空の地下に粉々に眠ったまま。

破られた悪夢を見続けている。極地のさらなる極地の果て。

最奥の宇宙の闇にかしずく膨張に呑まれる夢を――。


《終》



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