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死神が好きなものは

雑文駄作の一作目です。

死神は何が好きなのか? 三途の川も銭次第という諺がある。

ゆえに、死神はお金が好きなのだ。突飛かも知れないがね。

しかも、ただの前世の銭では邪神は納得しない。

ロウソクで炙った銭――しかも、共に火葬で焼かれたものでなければ、死神は納得しないのだ。

だから、死者の葬儀には銭だけでなくロウソクも必要なのだよ。

ん? 火葬以外で葬られた死者はどうなるか?

死神の機嫌を損ねてしまうから、三途の川で待つしかない。

俗世の聖人が死後に持ち込めたロウソクの炙り銭を分けてもらうしかないのだ。

しかし、俗世の聖人の死は数十年に一度。最低でも、十年待たなければならない。

そして、その機会の逃し続けるならば、次までの機会が永遠に感じられてしまう。

だからこそ、機会というものは大事だということだ。

生きてからも死んでからも。


……虚構であることを見抜けるものは、俗世の聖人を遥かに越えた神意の使徒だろう。

だが、神意の使徒は気づくことはない。

彼らは虚構全てを退けるのだから。


《終》

次話から前書き後書き無しでいいですね?

よし、無しで行こう。

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