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栄華の崩壊
かつての世界文明は、栄華を極めに極めていたらしい。
盛者必衰という言葉など知らないというみたいにだ。
だが、世界法則というのは時として無慈悲だ。
栄華を極めた文明ほど、必ずと言っていいほど何らかの崩壊を迎える。
諸外国からの宣戦や自国に反感を持つ反乱軍などの、戦争によってだ。
それは、大国になればなるほど被害は甚大になっていく。
大抵は暗君などによって、早期に盛者必衰の理が発動するがね。
しかし、暗君が排除され、奸君が治めるならば
、支配の弊害は止まらない。
植物が成長するように、支配の咎が成長し、報いを刈り取ることになるのだ。
そんなことない。そう断言したいだろう。しかし、今はどうなっている?
支配文明は崩壊するしか道はないだろう。そうなるように仕組まれたのだから。
誰か? 人は誰も関わっているようでいない。
支配の酔いに酔った者が唆されたんだ。
世界の理によって。
だからこそ、崩壊に向かっているんだ。
盛者必衰であるがゆえに。
だが、これは人類が築いた文明が崩壊するだけのこと。
人類の滅亡じゃない。
つまり、崩壊した今こそ新たに築くことができる。
衰えたその先には、盛る時が来る。
世界というのはその繰り返しでしかないのだから――。
《終》




