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沖田さん令和に惑う  作者: NoV


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20/26

「半次郎一派」

都心から少し離れた、廃工場を改造したアジト。

外見は朽ち果てたまま、内部は昭和の反社会的組織を思わせる雰囲気。

しかし置かれているのは、現代で盗み集めた最新テクノロジーの数々。


◆薄暗い空間に、半次郎は背中を向けて立っている。

刀は血錆びで黒く、目元には冷たい怒り。



半次郎は令和に来てから“ある事実”を知った。


自分たちがいた幕末が、その後どう扱われてきたのか


英雄視される者、逆賊扱いされる者、歴史の中で忘れられた者――

「生き様が、勝者に都合よく書き換えられている」


そして何より


「己の名も、誠も、血も、すべて砂のように消えた」

と知った半次郎は、史実の中の「桐野利秋の最期」を読んで心底ブチ切れた。


「ふざけるな。オレらは玩具じゃねぇ。

こんな未来、ぶっ壊して作り直しちゃる。」


その狂気に惹かれる者が、自然と集まり始めた。


・歴史の中で「敗者」とされ、悪人扱いされたことへ恨みを抱く。

半次郎の怒りに共鳴し、令和破壊を手伝うもの達



・「外国人が国を壊す」という極端な思想を持つ攘夷論者者たち。

令和日本に混じる多文化や価値観を見て発狂し、暴挙に走る。


・半次郎の“圧倒的なカリスマ性と暴力”に魅せられた現代の不良や無法者たち。

彼らが与える現代知識で、一派はさらに厄介になる。



半次郎にとっての「正しい歴史」とは、

“武士が武士として生き、誠と武勇で国を動かす世界”。


民主主義・多様性・法律など、半次郎からすれば

「弱き者のためのまやかし」にしか見えない。


アジトには、不可思議な“時空の歪み”が起きつつあり、

半次郎の怒りに呼応するかのように、幕末の亡霊が増えている――。


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