「半次郎一派」
都心から少し離れた、廃工場を改造したアジト。
外見は朽ち果てたまま、内部は昭和の反社会的組織を思わせる雰囲気。
しかし置かれているのは、現代で盗み集めた最新テクノロジーの数々。
◆薄暗い空間に、半次郎は背中を向けて立っている。
刀は血錆びで黒く、目元には冷たい怒り。
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半次郎は令和に来てから“ある事実”を知った。
自分たちがいた幕末が、その後どう扱われてきたのか
英雄視される者、逆賊扱いされる者、歴史の中で忘れられた者――
「生き様が、勝者に都合よく書き換えられている」
そして何より
「己の名も、誠も、血も、すべて砂のように消えた」
と知った半次郎は、史実の中の「桐野利秋の最期」を読んで心底ブチ切れた。
「ふざけるな。オレらは玩具じゃねぇ。
こんな未来、ぶっ壊して作り直しちゃる。」
その狂気に惹かれる者が、自然と集まり始めた。
・歴史の中で「敗者」とされ、悪人扱いされたことへ恨みを抱く。
半次郎の怒りに共鳴し、令和破壊を手伝うもの達
・「外国人が国を壊す」という極端な思想を持つ攘夷論者者たち。
令和日本に混じる多文化や価値観を見て発狂し、暴挙に走る。
・半次郎の“圧倒的なカリスマ性と暴力”に魅せられた現代の不良や無法者たち。
彼らが与える現代知識で、一派はさらに厄介になる。
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半次郎にとっての「正しい歴史」とは、
“武士が武士として生き、誠と武勇で国を動かす世界”。
民主主義・多様性・法律など、半次郎からすれば
「弱き者のためのまやかし」にしか見えない。
アジトには、不可思議な“時空の歪み”が起きつつあり、
半次郎の怒りに呼応するかのように、幕末の亡霊が増えている――。




