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赤字続きの魔石細工店  作者: 夜風
第七章
50/123

◆ジャックの陽

 

 

 




 

 始まりの音が鳴った。

 


 周りの出場者が一斉に動き始める中、道具を並べ終えたジャックは、そこで手を止めてしまっていた。

 それは、お題のせいである。

 

 陽…陽って。

 とりあえず、パッと思い浮かんだことをジャックは脳内でメモる。

 陽っていったら……暖かい感じだよな。

 ってなると、暖かいもの………暖炉とか?……いや、いくらなんでもそれはないだろう。


 暖かい…他には…明るい?日の光、とか?

 とにかく、プラスな感じのイメージがするよな。

 いっそ、太陽とか作ってみるか?

 でも、それも何かなぁ。

 

 必死に陽を表すような物を探すが、これといっていい物が思い浮かばない。

 ジャックは困り果てて、ふ、と何気なく観客席に目を向ける。

 

 そして、すぐにシルバーとリオを見つけた。

 銀髪は目立つからと珍しく帽子を被ってはいるが、ジャックにはすぐに分かった。

 と、そこでジャックは今朝のシルバーの言葉を思い出す。



 その瞬間、パッと何かが弾けた気がした。


 …………何も、形が陽じゃなくても、いいんじゃないか?

 魔石細工に込めるものが、陽を表していれば。

 


 そこへ思い至った時、既に、ジャックの手は動き始めていた。

 


 

 ーーー『思い浮かべて、そいつらのために、作れ』

 

 


 陽。

 

 


 俺の、陽はーーーーー

 

 

 

 

 

 

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