9 聖剣様のワガママ
初めて小説を書きました、拙い、読みにくい、文がおかしい等色々あると思いますが、ぜひ読んで楽しんでいただけたら幸いです。完璧に見切り発進、取り合えず書くを第一にして書いていますのであまり考えずに書いています。
「何じゃ、その深いため息は、今我の事を馬鹿にした様に感じたぞ」
目を細めにしてこちらを睨みながらそんな事を言ってくる。
「悲しんでるんだよ」
「どう言う事じゃ?、、、それよりお主は他の事に気になる事はないのかや?」
「他の事ってなんだよ?」
「魔王の事や、我を作った神の事それにクロノス王国聞きたい事は沢山あるじゃろうに」
ああ、そういえばそんな事もあったな、コイツの事を考えていたらそんな事結構どうでも良くなってきたのは事実だが、一つだけは気になる事があった。
「魔王については知りたいな、今は魔王はいないんだよな?お前達勇者が倒したんだよな?」
「なんで魔王だけなんじゃ。まあいいがの。魔王は我らがしっかりと封印したのじゃ。もうこの世に出てくる事はないのじゃ」
「絶対だな、絶対にもう魔王はこの世に出てこないんだな?」
これまでのコイツの事を考えると何かやらかしてそうで怖いんだよな、何かやらかしそうなんだよな。
「失礼なのじゃ。しっかり封印したし、それは我以外ににも勇者パーティーみんなしっかり確認しておる」
勇者パーティーも確認したなら大丈夫かな、まあどんな奴らか知らんけど。本音を言えば封印より殺してほしかったが。
「それでアルマこれから聖剣と認めてもろうのはいいけど、何をする気なんだ?目ぼしい所はてんでダメだったんだろ」
「そうなんじゃよな~、何かいい方法は無いかの?主よ」
聖剣と認めて貰ういい方法かぶっちゃけ何も浮かばん。そもそも教会や図書館などの歴史が記されている所でもダメならもう無理な気がするな、コイツの歴史が消されたというより、古すぎて残ってないとかなのか?。
「歴史にも残ってないと位の昔の事か、、、てか、アルマはあの洞窟にどの位いたとかわかるのか?日数とか何か数えていたりしないか?」
「実を言うと我は魔王との闘いで疲弊した体力回復と、もう魔王を封印した事で我は必要なくなったから、必要な時まで眠りについていたのじゃよ。だから実際にどの位時代が経ったのかはわからぬのじゃよ。」
「眠りにつくって。そんな長い事眠れるのか?」
「眠りにつくと言うより、封印に近いな。次目を覚ますまで眠らされるみたいな感じじゃ」
それはそれで何でコイツは今、目を覚ましたんだ?封印が解かれたのか。誰が?何の為に?てかそもそも誰でも出来るものなのか?それも気になるしコイツが封印された時コイツは自分の意思でしたのか?周りから強制的にされたのか、、、そうだったから何だか凄く可哀そうに見えてきた。
「それはお前意思とは無関係にされたのか?」
「それがの周りの奴らときたら、我はまだ遊びたいと、魔王を封印したのはひとえに我のおかげじゃろうにって、しかるべき報酬を受けるはずだったのじゃ。なのに奴ら少し我の願いを聞いただけでもう良いだろうと、我の事を封印しおったヒドイ話じゃろ」
「それはヒドイな」
世界を救ったのに、必要がなくなったらもうお役御免で次の時まで封印するなんて、しかも報酬は少しだけなんて。
「あいつらは器が小さいのじゃ、なに我は世界の救世主なのだから我黄金の銅像を作る位お安い御用だろうに」
うん?
「黄金・・・?」
「他にも、我専用の別荘を欲しいとか。簡単な事しか頼んでないんじゃぞ。なのに奴らときたら、あなたの等身大の黄金の銅像ってこれに作るのにいくら掛かると思ってるんですか?しかもそれを何個もだなんていい加減にしてください、とか。別荘ってコレ王宮と同じレベルの建物ですよこれを作れだと?どれだけの資源と人が必要だと思ってるですか?とか。あなたの願い事は度が過ぎますもう少し控えてください。なんて言われるじゃから困ったものじゃ」
少し前までのコイツを心配していた俺が馬鹿だったよ。大体分かったコイツの願いがひどすぎて手に負えなくなる前に封印したんだな。まあそりゃあそうなるよな。
聖剣アルマイトとの話は続く。
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