7 聖剣様との食事・・・
初めて小説を書きました、拙い、読みにくい、文がおかしい等色々あると思いますが、ぜひ読んで楽しんでいただけたら幸いです。完璧に見切り発進、取り合えず書くを第一にして書いていますのであまり考えずに書いています。
聖剣アルマイトを連れ、家に帰宅した俺は、俺の背中で寝てしまったアルマイトをベットに静かに横にさせ、夕食の準備をし始める。
あの感じだとアイツロクに飯食ってないだろうな、本人も食べられる雑草を食ってたって言ってたし、多めに飯を作るか。肉に野菜にパンとバランス良く・・・ってそう言えば何日も食べていない胃袋にいきなり詰め込むと体に悪いって聞いたことがあるな、ならばスープにでもするか。
胃に優しくする為に、野菜を多めに良く煮込んで柔らかくし、卵も入れて、肉は少なめにと料理をし始めた。途中でベットから大きな腹の虫の鳴き声が聞こえて来た。
「お主よ、何を作っているのじゃ?」
目をゴシゴシしながら、腹を抑えながら、寝ぼけたような顔をしながらアルマイトが部屋に入って来た。疲れているはずだが、空腹には敵わなかったのだろう。
「夕飯だよ、お前の分もあるぞ、少し待ってろ。」
「おお、何を作っているのじゃ?」
久々のまともな食事なのだろうか、目を輝せながら料理している俺の方にトコトコと近いづいて来た。その光景にとてもほっこりとしたものであった。
「聖剣様には食べて頂くには、貧相な食事かもしれないが、具沢山スープだよ。」
「おお、確かに我が食べるにしては安っぽい食事だが、とても旨そうなのじゃ」
「お前、人が料理してやっているのに、何てこと言うんだよ・・・」
「そんな事より、後どの位で出来るのじゃ?」
よっぽど食べたいのだろうな、よだれを垂らしそうになりながら、俺の腕をグイグイと掴み素直な期待をした笑顔を見せつけられてしまい、自分の気分が和やかになっていくのを感じた。
その後料理が出来るまで間、アルマイトは腹の虫を鳴らしながら、俺の腕を掴み料理中のスープを凝視し続けるのであった。
「ほら出来たぞ、熱いから気をつけろよ」
そう言いながら、テーブルで待っているアルマイトの前にスープの入った器とパンが乗っている皿を静かに置いた。
「いただきますなのじゃ」
そう言うとアルマイトはスプーンを掴み、物凄い勢いで熱々のスープと具材を一緒に口に頬張り、あちあちと言いながら美味しそうに食べていく。
「あったかいのじゃ~。柔らかいのじゃ~。苦くなく優しい味なのじゃ~。」
涙を流し、そんな事を言いながら食べ続けている、俺としてはいつも道理に作っていたのでそこまでいされると大袈裟にしか聞こえない。まあこれまでコイツがしてきた生活を考えればそうなのかも知れないけど。
「街の子ども達に教えて貰った食べられる草は堅くて苦くて、とても食べられるものではなかったのじゃ、、、スープにでもしようかと思っても温める火が無くて、水に長時間浸したスープしか作れんかった。スープは苦いし、ふやけるかと思った草も堅いわ、とてもとても食べられるものでなかったが、他に食い物もなく泣く泣く食べていたのじゃ」
俺も昔は苦しい生活をしていた事はあった、安い食堂の最低限の飯を食べていた、それは味の薄いスープに小さな魚に堅いパン、それでも依頼終わりの疲れてお腹の空いた時はそれでもうまかった。それ以上低いの食生活をした事はなった。でもコイツの今の話を聞いてそれ以上に苦しい食生活をしていたと思うと、自然と言葉を喋っていた。
「おかわりもあるぞ。好きなだけ食べろよ」
「もちろんなのじゃ、まだまだ食べるのじゃ」
口いっぱいに飯をかっこみ頬を膨らませておいしそうに食べるアルマイトの姿を微笑ましく思いながら、俺も食べ始めるのであった。
そう言えば果物もあったな、食後に食べるか聞いてみるか、、、
聖剣アルマイトとハジメの食事はまだ続く。
意見や感想などあればよろしくお願いします。参考にさせていただきます。