5 聖剣様の扱い・・・
初めて小説を書きました、拙い、読みにくい、文がおかしい等色々あると思いますが、ぜひ読んで楽しんでいただけたら幸いです。完璧に見切り発進、取り合えず書くを第一にして書いていますのであまり考えずに書いています。
聖剣アルマイトと一悶着あったが、取り合えずコイツを回収して、ギルドに帰る事にするか。そしてギルドに着いたのだが。
「聖剣アルマイトとおお~~。聞いたことがねぇぞ、そんな剣。」
とまぁ、目の前にいるギルドマスターこと、ゲイルのおっさんがアルマイトの事を訝しんで見ながらそんな事を言った。
ココはギルドマスターの部屋。依頼の首尾を説明する為にココに通らされた、そしてダンジョンであった事を内容を話して今に至るってわけ。
「な、、、ギルドマスターでも我の事知らぬのか。ここは我のいた時代からいくら離れておるのじゃ。」
「なあ、ハジメはこいつの言う事を信じているのか?」
「本音を言えば信じてはいないのですが、コイツは実際に剣に変身する事が出来るんすよね。ギルマスはそういう剣とか知ってます?」
そう、コイツは実際に剣に変身した、これまでそう言った剣は見たこともない、ギルドマスターもそんな事は知らないはず。
「いや、知らん。これまでの人生で聞いたこともない、取り合えずその剣に変身出来るのだろ、信じらんねぇがまずはして見てくれねぇか?」
「そうだな、アルマイト、取り合えず剣に変身してくれないか、見せた方が早いだろう、それにそうなればお前の話も信憑性が高くなるもんだ」
「仕方ないのお、確かにそうすれば我の話も信じてくれるかもしれやせん。ほら手を出すのじゃ」
そう言うとアルマイトは手を差しだしてきた、俺は何も言わずにその手を握る。なぜか手を握っただけなのにドキドキしてしまう、俺は悲しい人生を送っているのだなと思う。
「いくぞ、しっかり見ておくのじゃ」
そう言うとアルマイトは淡く光りだし、ポンと音を立てながら白い煙に包まれて、煙が晴れると、俺の手には剣となった聖剣アルマイトが握られていた。初めて人型から剣への変身を見た、あっさりと変身したが、これを見るとみんなコイツは普通とは違うとと言うのをいやでも感じてしまうと思う。
「こりゃあたまげた、ホントに変身するんだな、ロングソードかよく見せてくれ」
ギルマスも驚いた顔をしている、人が剣に変身するなんて普通では、まずおきないからな、先に変身できると聞いていても驚いてしまうものだ。
「俺も未だに信じられませんが、マジでコイツ剣に変身出来るんですよ。」
「コイツって言うな!、我は聖剣アルマイトじゃ。見よこの刀身の美しさ、シンプルな装飾だが威厳のある柄、まさに聖剣と言うにふさわしい。どうじゃ我が剣の素晴らしいさは!」
「普通だな」
「同感です、ギルマス」
「はあぁ!?、お主らは見る目がなさすぎるのじゃ」
「ンな事言われても、普通なモノは普通だ、俺はこれまでに魔剣や業物も見てきたらわかる。それらは一目で違いを感じさせるモノだった。変身したお前の剣は良くて普通の良い剣止まりだ、到底聖剣なんて言える物じゃねぇ」
俺の感想もギルマスと同じだ、魔剣や業物なんて見たことないが、少なくともこの剣を見て聖剣なんて大それたようなモノっては感じはしない。確かに装飾も素晴らしく出来ているのかも知れないが余りにも控えすぎてシンプル過ぎる、その為威厳などは余り感じられない。それ以外で俺には気になる事があった。
「てかそんな事よりも、お前剣の状態でもしゃべてるのか!」
「お主、シレっと我の事をそんな事扱いするでない!」
そう、喋っているのである、最初に会った時にしていた意思疎通の魔法を使わず、しっかり声を出して喋っているのである。剣が喋っていると言う不思議に直面して驚いている俺を尻目にギルマスはシレっと普通に会話している、多分そこまでアルマイトの事を凄いと思っていないんだろうな。
「意思疎通の魔法を使うと、最初に会った時のお主見たく警戒されると思ったからの、普通にしゃべる事にしたのじゃ」
「なお、お前らこれを切って見てくれないか?」
そう言うとギルマスは俺が回収した、ローグウルフの角を机の上に置いた。実際に切ってみて剣としての実力を見ようって事だな。アルマイトもその意味が分かったらしく、俺に意思疎通で「やるぞ」って言ってきたしな。ここでいい所を見せようと息巻いているのかな。
ギルマスが離れは、俺は剣を構え、ローグウルフの角に狙いを定め一線横切りをした、空を切る音がして、スパっとローグウルフの角を真っ二つに斬れ片方が転がり机から地面に落ちた。その手ごたえはやはり普通の剣位の感じだった、これ位なら俺の持っている剣と同じ位である。ギルマスが近づいて来て机の上にある、切れたローグウルフの角の断面を掴みながら何とも言えない顔で見ていた。
「人にも剣にも成れて、意思疎通魔法も使える、切れ味普通の剣、取り合えず聖剣(仮)って事でいいだろ」
「カッコ仮ではない、本物じゃあ!」
「諦めろ実際に使ってみた俺からも言わせてもらうと、ホントに普通の剣位にしか感じなかったぞ、これ位なら俺も同じ位の剣を持っているし、とても特別なモノって感じしないわ」
駄々をこねていたアルマイトであったが、急に出口に体の向きを変え。
「お前達には、がっかりじゃ、我は自分で我の事を認めてくれる人を探してくる、誰も我を止めようとするなよ」
そんな事を吐き捨てながら出口に向かって歩きだした。アルマイトの背中を見ながら俺は今の思いを抑え込めなくなりつい口にしてしまった。
「誰もお前の事止めねぇよ、構ってちゃんか」
ビクッとアルマイトの体が一瞬震える。あ、これは図星だな。
「覚えてろよ、我を愚弄した事後悔させてやるからなあああああ!!」
顔を真っ赤にして体をを震わせながら、なんの捻りもない罵倒を叫びながら走ってギルドから出ていくのであった。
「ギルマス、アレどうしますか」
「まあ、何かしらありそうではあるから、時間があるときにでも少しは知らべてみるよ。そう言うわけだからアイツの事は頼んだぞ」
「嫌ですよ、てか俺嫌わてそうだからギルマスが面倒見てくださいよ」
「それはお前が変な事言うからだろうが。俺もあんなわがまま娘見たいな、変な奴はごめんだよ」
どうやらここでのアルマイトの扱いは変な奴で決まりそうであった。
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