1 ある男の始まりの話
初めて小説を書きました、拙い、読みにくい、文がおかしい等色々あると思いますが、ぜひ読んで楽しんでいただけたら幸いです。完璧に見切り発進、取り合えず書くを第一にして書いていますのであまり考えずに書いています。
ココはブロンズ王国、ここで暮らすある一人の男と聖剣?の話である。
彼の名は「イトウハジメ」一介の冒険者であり、今年齢30になるであろう中級冒険者である、能力は平凡と言っていいだろう、コレと言った身体能力や強力な魔法を使えるわけでもなく、ただ平凡の一言に尽きる冒険者である。そんな彼があるダンジョンで出会った剣からこの話は始まるのだった。
「これで終わりかな」
今、彼は初心者用ダンジョンにいるローグウルフを倒し、倒した証拠である角を切り落としながらつぶやいた。
ここの初心者用ダンジョンはブロンズ王国からそう遠くない所にある、歩いて一時間位だろう、まあそんな近い所だから初心者用の所だ。俺はギルドからの依頼でこの初心者用ダンジョンに増えすぎてしまったローグウルフの討伐を頼まれた、ローグウルフは初心者には荷がそこそこ重い魔物だ、しかも今はなぜか増殖していて、集団で襲われれば初心者なんてあっという間に食い殺されてしまうだろう、その為にこの経験年数だけは長い中級冒険者である俺が呼ばれたわけだが。
「にしては多すぎではないか。もうかれこれ四十匹は倒したと思うぞ」
ローグウルフは基本的には一匹オオカミだ、群れる事をそこまで好まない、その為脅威がある程度で済んでいるのだが、数が増えると群れる確率がグンと高くなる、どうやら数が増えると縄張りが触れ合う個体が増えていくのだ、その結果、縄張り争いが起こり勝った方が負けた方を支配下に置き勢力を増やす、そうしてどんどん増えて行く。普通は遭遇するとしても一日一匹か二匹が限度、群れと遭遇しても最大三匹の群れ位だろう、なのに今回は十匹位の群れに遭遇したあれは危なかった。それにここまでの遭遇率、今このダンジョンで何かが起きているのを感じる。
「取り合えず帰ってギルドに報告だな、戻るか」
そう言い歩き出した時にある事に気づいた。
「こんな道ってあったか?」
そう、見たことがない道が出来ていたのだ、地図を確認して見てもここにそんな道はない、つまり何かしらが起きてココに道が出来たという事である。
「もしかしたら、ローグウルフの異常発生の原因がわかるかもしれない。行ってみるか・・・」
原因を少しでも探そうとゆっくり未知の洞窟を進んで行く、開拓されている道は壁に光の魔石が埋め込まれているがココにはない、まぁ未開拓の道なので当たり前ではある、ポーチから光の魔石のランプを取り出し前を照らしながら慎重に進む。今の所はこれまでのダンジョンと変わりはない、魔物を足跡なども見当たらない、そのまましばらく進んで行くと不思議な光景が目に入った。
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