#10 渡り鳥は鶴の下に結ばれる
まさかの連日投稿。
エヴァンスからの紹介された武具屋に訪れること数分......
俺たちと店主の間でしばしの沈黙が流れていた。
ドスンと店主のガントレルと呼ばれる男が持っていた武器を机の下において、俺の身体をじっくりと見つめた。
「なまくらのガキだな。」
ガントレルからの最初の評価は散々な言われようである。
「お前さん、碌に鍛えてねぇが筋はいい。それは一目見て分かった。」
だからと言って、店の裏にガントレル行って何かを漁る音が聞こえてくる。
「なぁファレナ、まさかと思うが厄介なものを押し付けられそうな気がしているんだが俺の気のせいだと思っていいか?」
「いいえ、なぜでしょうか。私もその気配が濃くなったの感じます......おそらくガントレルさんはゼディア様のためというよりは店にとっての厄介者を押し付けようとしているのでは......」
武器が欲しくてここに来たはいいが、ここの店主はかなりの変わり者に見える。
隠すこともない隻腕に筋骨隆々な腕と巨体。
何処かの闘技場の戦士かと見まがうほどである。
なぜこのようなところで武具屋を営んでいるのかは、エヴァンスから聞いた通りのことが頭に過って、ガントレルとの会話で下手な地雷を踏まないようにしようと思うのである。
「すまねぇ、少し待たせたがお前にはこいつをやる。」
そういって、店の裏から出てきたガントレルが持ってきたのは一本の刀だった。
「それはどういう刀なんだ?」
「ああ、こいつはだな。攻略者の一人が鍛えた刀だ。銘は確か......ワタリガラスだった気がするなぁ。それでだな、こいつはちと問題を抱えた刀でな......試しに持ってみろ。」
そういってガントレルは俺に向かってワタリガラスを放り投げてきた。
ずっしりした重さのある刀が俺の手元に来る。
それと同時にその刀は俺の腰元にシュルッと巻き付いて離れなくなった。
「おいちょっと待てどうなってるんだこれ!!」
「おうおうマジか!呪いの装備かよ。あのお方やりすぎだろ。少し待て説明書を読んでいる。」
なんで刀に説明書があるんだ!?
ファレナも驚きつつもこう言ってきた。
「大丈夫ですよ。ゼディア様、その刀から悪意のようなものは感じられません。むしろあなたのためにこの刀はあるような気がします。」
「そうみたいだな。その刀はこの説明書によればお前のための装備であり、所有者と共に成長していくと書かれている。いわばお前が強くなるほどに強くなる妖刀だ。おめでとさん。」
「いやうれしいのかそれは?」
ばしりとガントレルが俺の背中をたたいて、おうともと。
「代金はいらねぇからな。それをお前にくれてやったのは、あの方との約束だからだ。それに今度この店に来るときはお前さんたちはかなり金を使ってくれそうだと感じるしな。」
そういってガントレルはニッとした笑顔で俺たちを店から見送った。
またしても代金を払わずに、何かを貰ってしまった。運がいいのか悪いのか。
「この刀に呪われたりとかしないかな?心配になってきたよ。」
「う~ん。その刀から悪意はやっぱり感じられません。安心していいと思いますよ?それにガントレルさんが繰り返し言っていたあの方というのゼディア様のために作られた刀となれば信用していいと思いますが?」
ファレナの一押しが確かにと俺の心を納得させる。
言われてみるとワタリガラスに愛着がわいてくる気がした。
「よしこれで装備も手に入ったし、スライムを討伐できるな。回復薬とかはどうしようか?」
「そのことでしたら、私が回復スキルを持っているのであまり気になさらなくてもよいと思います。」
「OK。それならこのままエストラ大平原に行こうか。」
かくして俺たちは一波乱あったがクエストをこなすためにエストラ大平原へと向かうのだった。
第一話から大幅に改修していくので、第一話からもう一度最新話まで読むことをおススメします。
本編の投稿は#10のこの話まで改修を終えた次の日くらいに投稿します。
ゼディア#10 ステータス
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NAME:神鶴ゼディア 加護:なし 命誓:至錬
Lv:1 種族: ヒューマン 称号:託されし者
HP:17 MP:0 SP:44
ATK:1 DEF:2 MAG:0 MDF:0
CR:0.00% CRD:125% SPD:5
▼ステータス
STR:2
VIT:5
AGI:7
DEX:21
INT:0
MND:0
LCK:0
■装備品
⚔武器
Main:渡鴉【無銘】
Sub:
Ex:未解放
◆防具
頭:
胴:学生服
腕:
腰:普通のズボン
足:
◇アクセサリ
・
●スキル/魔法/魔術
〇PS
・『鋼の希望』『刀術』≪基本成長≫
◎AS
・『ゲームブレイカー』
★魔法
☆魔術
♦命誓解放Ⅰ
♢使命 未解放
♢指令 未解放
♢片望 未解放
♢命星
・首切兎
・逆鱗
♢命響 未解放
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