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私の魔法は何色ですか?  作者: トマト天津飯
【第二話】妹の結婚式。
33/42

結婚式

(シエル視点)


◆シエルが誘拐された事件から1週間後


「久々のカカ村だね!」

「そうか?2か月に一回は行ってると思うが?」

「それを久々と言うの!」


お父さんと一緒に馬車に揺られながらカカ村に向かう。

カカ村には私も何度も行った事がある、初めてカカ村に行ったのは2年前、荷台に忍び込んでいる時に偶然この村に来た。

その時にある人と仲良くなって、それ以来お父さんがカカ村に物資を届けに行く際は私も付き添う事にした。


今日もお父さんがカカ村に物資を届けに行くので、私も一緒に付いて来た。


と言いたいが、実は今回は物資を届ける以外にも別の目的があった・・・いや、どちらかと言えば今回はこちらの方が大きな理由だと思う。


「明日のセリナお姉ちゃんの結婚式楽しみだね!」

「そうだな、スラクの奴、泣くんじゃないか?」

「あはは、そうだといいね!」


スラクお兄ちゃんが泣く姿を想像して失礼ながら笑ってしまった。

私たちの会話で大体は察しると思うけど、今回カカ村に向かうもう一つの理由それが結婚式の参加。


カカ村には有名な仲良し兄妹がいる。

兄の名前が【スラク】、妹の名前が【セリナ】今回の結婚する花嫁がその兄妹の妹の方だ。

そして、私がカカ村に行くようになった仲良しのお姉ちゃんだ。

今回はセリナお姉ちゃんが結婚に参加する為にカカ村に向かっている。


「お姉ちゃんのお花嫁姿キレイだろね!」

「セリナは元が綺麗だからさらに輝くだろうな?」

「そうだね・・私もいつか着るのかな?」

「シエルは考えなくていい!」

「えぇ~」


お父さんは相当、私がお嫁さんに行くのが嫌らしい。


「それより・・ほら、カカ村が見えて来たぞ!」

「本当だ!」



フリューゲルから馬車を走らせること10時間、フロール村とは反対の位置にあるカカ村が見える。


草原の中にあるカカ村は畜産業が栄えていて、特に卵の生産量が世界で一番多い、しかもここの卵は本当においしくて、ただのゆで卵も他の卵とこんなにも変わるんだって驚く程においしかった。


お父さんがカカ村に到着すると馬車を止める。


「シエル、着いたぞ!・・・疲れてない?」

「うん、大丈夫!」


少し長い旅路だったけど私は荷台で寝たり、本を読んだり、足を延ばしたりしていたので意外と疲れは少なかった。

けどお父さんはずっと馬車を操縦していたのでやっぱり疲れもあるだろうな。


「お父さんは疲れたでしょ?お疲れ!」

「あぁ、ありがとう」

「マロンもお疲れ。」


私は馬車を引き続けてくれていた、借馬のマロンにもお礼を言う。嬉しそうに私のほっぺを舐める。


「あはは、舐めるのは禁止だよ!!」

「シエル・・また馬に名前つけて。」

「えぇ~、いいじゃん、クライツさんも許してくれてるし。」

「そういう問題じゃ・・・まぁいい、それよりスラク達はどこだろうな?」

「確かに、村に着いたらすぐに分かるだけどね。」


今回の主役の一人でもあるセリナお姉ちゃんにも挨拶する為に2人の姿を探す。


いつも兄妹二人で楽しそうに仲良く話しているから、村に着いたらすぐに分かるはずだ。

そう思い私は少し耳を澄ませる。


「あ、あっちの方で喋り声が聞こえるよ!」

「本当か!?、じゃあ行くか!」


私はお父さんと一緒に賑やかな声がする方に向かうするとそこにはセリナお姉ちゃんとスラクお兄ちゃんの2人の姿があった。


2人は《《楽しそうに会話》》をしている。


「もぉぉ!!干した後の服はちゃんと畳んで入れてって、いつも言ってるでしょ!それだからモテないんだよ!」

「お前こそ、食べ終わった食器を洗ってなかったぞ!今週のお前の当番だろ!」

「「はああぁぁ!!」」

「それだからモテないんだよ!」

「それだと旦那に見捨てられるぞ!」

「「うるさい!!」」


2人はいつも通り楽しそうに言い争うをしている、理由は様々だけど、しょうもない理由って事は毎回一緒だ。


「「相変わらず仲良いなぁ」」


私とお父さんは声を揃えて言う。


これがカカ村、名物の兄妹喧嘩。

そして村一番の仲良し兄妹のアシュク兄妹の2人。

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