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私の魔法は何色ですか?  作者: トマト天津飯
【第一章】 物語の始まり (第一話 大好きなお父さん。)
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信じるの意味

(シエル視点)


うるさい、

喋り声、笑い声、叫び声、中には下手な歌い声まで聞こえる。

私がこんなにも気持ち良く寝てると言うのに周りが騒がしい・・


お父さんかな?

いや、お父さんはこんなにうるさくない、むしろ静かな方だと思う、しかも一人の声じゃなく大勢の声が混ざり合っていた正直に言うと不快。


私は閉じていた瞼を開ける。

視界がぼやけて見えなかったけど徐々にクリアになり周辺の状況が確認でき・・・

ここはどこかの館の様だ、

館と言っても、床や壁その上屋根まで至る所に穴が開いていて人が快適に暮らせそうになかった、そんな廃墟と言うべき場所に私はなんでいるんだろう・・・・


ダメだ頭がボーっとして働かない。

私は働かない頭を必死に働かす、徐々に頭が働き始めた。

そしてすべてを思い出す、


今日お父さんの仕事について来た事。

盗賊に襲われた事。

その盗賊に睡眠薬で眠らされていた事。

そして誘拐されてしまった事

すべてを思い出した・・・


(誘拐されちゃったんだなぁ・・・わたし)


目の前には盗賊らしき人たちが30人ほどいた、みんな好き勝手に騒いでいたる。

ここは盗賊団のアジトだろう誘拐されてここに連れて来られたんみたいだ、



とりあず逃げなきゃ

幸いに私が目を覚ました事はまだ盗賊の人たちには気付かれていなかった。

逃げるなら今が絶好のチャンスだ。

こっそりと音を立てずにゆっくり立ち上がろうとした


しかし、手が何かに引っ張られ逃げる事を妨害させた、左手首を見ると縄で拘束されていて、さらには手首の縄から長いもう一本の縄が伸びていた、その縄は近くの壁にくくり付けられていて、逃げれないようにされていた。

まるで飼い犬が逃げないように柵に紐をくくり付けるようだった、、


なんか今日私犬扱いされすぎじゃない?

拘束にを外そうと手間取っていると一人の盗賊に私が目を覚ました事に気付き数人を連れて話しかけてきた、


「嬢ちゃん、目が覚めたか?」

「・・・この縄外して、」

「それは出来ないなぁ、そうしたら嬢ちゃん逃げるだろ」

「この大勢に囲まれてる状況で私が逃げれると思う?いいから外して」

「・・・・確かに」


なんとか説得できた

盗賊の人が私の手首に巻き付いている縄を外してくれた、両手が自由になったらやる事は一つ


逃げる。


私は解放されると共に勢いよく出口に向かって走り出した、でもすぐに盗賊に捕まってしまっう、


「やっぱり、逃げたじゃねぇか」

「逃げないとは言ってないもん!」


私は反論した、私が盗賊と言い争いしていると2人男の人がこちらに向かってきた一人は馬車を襲った時に大きなハンマーを持っていたリーダーらしき人ともう一人豪華な椅子に座ってた人だった、


「お前たち何ガキに遊ばれてるんだよ、、」

「あ、お父さんに一撃で負けたおじさん、」


わたしはおじさんの名前を知らなかったのでそう呼んだ、それがおじさんの機嫌を損ねたようで手首を掴まれ持ち上げられる、私は足を付く事も出来ずに宙吊り状態になってしまう


「おい、ガキ口の利き方には気を付けろよ」

「だって、ホントの事じゃん」

「減らない口だな、黙らしてやる」


私を怖がらせようと威圧感のある声で言ってきたが全く怖くなかったので言い返した、その態度が余計に大きなハンマーの人を怒らせたのだろう、私を殴ろうとしてきたがもう一人の椅子に座っていた人が止めてくれた


「おい、商品を傷つけるな、」

「チッ、分かったよ」


2人が会話して私から気が逸れていたのでおじさんの事を左足で蹴った、しかしペチッって音しかならずに相手には有効な攻撃にはならなかった。


「はなしてよ、」

「痛っ、このガキ俺の事蹴りあがったな、」

「わたし、力弱いから蹴っても痛くないでしょ、ウソつかないで」

「おめぇ、さっきからなんなんだ、」

「さすが赤髪と一緒にいたガキだなぁ、一味どころか三味ぐらいちげぇ」


私が暴れていると椅子に座っていた人が私に話しかけて来た


「悪いねお嬢ちゃん、俺の部下が無粋で、、」

「部下?」


このおじさんがリーダーかと思っていたけど・・・部下って事は椅子のおじさんがリーダーなのかな?


「椅子のおじさんはなんで私を誘拐したの?」

「そうだよね、気になるよね、俺らは君を売り飛ばそうと考えてるんだよ」

「やっぱり。」

「君の瞳と髪には価値がある、金持ち連中らも良い値で君を買ってくれるだろう、だから君はいま商品なんだ傷つける事をしたくないから、大人しくしてくれるかな?」


椅子のおじさんはそう言って私の髪を触った、

不快だ、触らないでほしい。

好きでもない人に体を触られるのは嫌だ。

特にこの人達は私の事を誘拐して売ろうとしていたそんな人に髪を触られて誰が喜ぶと言うんだろう。


とりあえずムカつくしこの人を蹴ろう。

蹴った所で私の力じゃ無駄だけど・・・・


お腹を目標に狙って思いっきり蹴りを入れる。・・・

椅子のおじさんから変な奇声が聞こえた。


「はわぁ」


お腹を蹴ったつもりが目標を間違えてお股の方を蹴ってしまったみたいだ。お股を蹴った時に柔らかい何かわからない物に当たった・・・なぜか分からないけどものすごく気持ち悪い。


「うげぇ、なんかブニッてしたのが当たった、気持ち悪い」


奇声を上げると共にお股を手で押さえて地面に転がっていた、私の蹴りがこんなに効くなんてこの人弱いの?

と思ってい周りの盗賊の人たちも全員お股を抑えていた、


「なにしてるの?儀式?」

「よくも、リーダーの股間(大リーダー)を、、」

「男はなぁ、そこが弱点なんだよ、」

(そうなの?今度お父さんに聞いてみよう)

「お、、俺の大切な息子を・・・よくも・・・おい、少し痛い目に合わせてやれ」

「はい」


ハンマーのおじさんが掴んでる私の手首を強く握り締めた。

その手を私は払いのけようとしたが力の差が圧倒過ぎて何もできない、


痛い、涙が出そうになったが、絶対に盗賊なんかの前では泣かない、泣いてやらない


「痛い、はなしてよ」

「おい、涙目になってるじゃないか、さっきまでの威勢はどうしたんだ?」

「うるさい、お父さんが来たら、みんな倒されるんだから」


私がお父さんと言う言葉を出すと盗賊の人たちが笑い始めた、


「あはは、だからさっきから威勢が良かったんだな、お父さんってのは馬車に乗っていた赤髪の事か?」

「そうだよ、わたしのお父さんは強いんだからね、みんなやっつけられるよ」

「はは、歳の割には賢いと思っていたがまだガキだなぁ、この人数差が分からねぇのか?」

「それでもお父さんは強いもん、絶対に勝つもん、絶対に助けてくれるもん」


私は目からこぼれ落ちてしまいそうな涙を必死に耐えながら反論した。

しかし、盗賊の人たちは依然と態度を変えずに笑い続けていたろ、私は必死に恐怖を押し殺し抵抗の意思を示す、するとお股を蹴られたおじさんが私に向かって言い放った


「おいガキ、人が黙って聞いていたらいい気になりやがって、本格的に痛い目に合わせてやる、おい、コイツの腕を折れ」

「いいんですか?商品にそんな事して、」

「いいからやれ、腕を折ったぐらいなら町の治癒士に治してもらえるだろ」

「そうですね、じゃあ折りますか。」


今なんて?折る?腕を?嫌だよそんな痛いの


心が負けそうになったけど私はお父さんの【守る】この言葉を思い出し負けそうな気持を持ち直し、再び強い意志を取り戻す。


「お父さんが絶対に守ってくれるもん、おまえらなんかにお父さんは負けないもん」

「そうか、これでもそれが言えるか?」


私の手首を握っている腕をさらに強く握ったさっきまでと違い今度は骨に痛いを感じた、


「ぐぐあ~、、」


痛い痛い痛い痛い、、、、

私は涙が出たが必死に耐える、絶対に悪い人に涙は見せない、


「これでもまだ折れていないぜ、ここからさらに痛くできるがどうする?今なら泣いて、ごめんなさい私が悪かったですと言えば許してやるがどうする?」


【ごめんなさい、私が悪かったです】そう言えば痛い目に遭わずに済む・・・


そんな事言われなくても分かっている。

でもそうすれば私の信じてるお父さんを裏切る事になる、それだけは絶対に出来ないだからこそ私が言う事は・・・


「うるさい、お父さんは絶対に守ってくれるんだ、おまえらなんて死んじゃえ、、」

「そうかよ、なら痛い目に遭いな」


恐怖を押し殺し言った言葉は私の本心だ

私はお父さんの【守る】の言葉を信じる。


私の大好きなお父さんがそう言ったんだから私はその言葉を信じ抜く、それが助けてもらう人のが出来るこれだけなんだから、信じて待つんだ。



この後に来る強い激痛に耐える為に強く目を瞑り耐える、

助けてお父さん・・・


相手が私の手首をさらに強く、骨までも握り潰そうとしたその時・・・


弾ける炎(イグニスボム)


爆発音と共に館の扉が吹き飛んだ、その瞬間私を含め館内の人全員が吹き飛ばされた入り口に目線を向けた


入り口には煙炎が立ち込めたいたその中に一人の男性が立っていた。


その姿は私が見覚えがある者だった、

その男性は私の大好きな人


お父さんだ。


「フェニックス」


お父さんはフェニックスと言うと外から目にも止まらない速さで一匹の魔鳥(まちょう)が私の方に向かってきた。お父さんの使い魔のフェニちゃんだった


フェニちゃんは私を掴んでいた男に向かって猛突進をする男は壁に吹き飛ばされてしまった。

その反動で私も放り出され体が宙を舞う、

そのまま地面に落ちると思い目を閉じた、

硬い地面に叩き付けられたと思ったら、何か柔らかいものにキャッチされる感覚がした、


「大丈夫かシエル?」


お父さんが私を受け止めてくれた。

私は恐怖から解放された安心感と助けてくれた嬉しさで先程まで堪えていた涙が零れ落ち頬を伝う。

そんな私の姿を見たお父さんは申し訳なさそうな顔をしながら優しく抱きしめてくれた


「ごめんシエル、助けるのが遅くなって」

「ううん、、お父さんの事を信じてたよ」


涙を流しながらお父さんに信じてたと言う、信じていたこれが私からお父さんに送る【ありがとう】の意味だ。

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