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私の魔法は何色ですか?  作者: トマト天津飯
【第一章】 物語の始まり (第一話 大好きなお父さん。)
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誘拐

【シエル視点】


「やったー、かわいい花冠ができた」


私とアマンダお姉ちゃんは互いに花冠を作って交換することにした、私はアマンダお姉ちゃんにあげる白い花の真っ白な花冠が完成した。

我ながら素晴らしい出来だと感心する。

私は完成した花冠をアマンダお姉ちゃんに見せてあげようと思った・・・がその時に事件が起きた。


「アマンダお姉ちゃん喜ぶだろうな、アマンダおねぇ!?」


私がアマンダお姉ちゃんを呼ぼうと大声を出した瞬間の事だった、私の背後にあった茂みから丸太のような太い腕が伸びてきた、私はその腕に掴まれて茂みの中に引きずり込まれる。


一瞬の出来事で悲鳴をあげる事も出来た。茂みの奥にはさっき私たちの事を襲ってきた盗賊さんの姿があった



私は何が起きたか理解できなかったが嫌の予感はする。

私は盗賊の1人に口をふさがれてしまい、助けを呼ぶ事も出来なかった、

叫ぶ事が出来たら近くにいるアマンダお姉ちゃんに助けを呼ぶ事もできるのに、口をふさがれてしまったらそれも叶わない願いだろう・・・


「しー、嬢ちゃん、いい子だから大人しくしときな」

(なんで、さっきの盗賊のおじさん達がここにいるの、、)

「大人しくしとけば、痛い思いをしないで済むからな、、」


怖い・・・

私は恐怖を感じつつもここから逃げる為に腕を振り解こうとして暴れるが腕を振り解く事が出来なかった、それは当然だ相手は私より倍以上大きい大人だ、しかも2人係。


そんな2人の手を振り解き逃げる事は非力な私には無理だ、相手からしたらアリを捕まえるような物だろう・・・自分の力の無さに嫌気がした。


でも私は諦めなかった。諦めたくなかった。

一生懸命に体をよじらせ、盗賊の人たちの拘束を解こうと頑張る、手、足、体、動かせる所すべてを動かし暴れた、暴れすぎて左足に履いていたサンダルが脱げ落ちてしまった・・・それでも気にせずに暴れ続け。、


「おいコラ、暴れるな」

「どうしますか、このままだと誘拐するのも一苦労ですぜ」

(やっぱり、誘拐するつもりだ、この人たち)


外れてほしかった、嫌な予感が的中する

この世界では白い髪と青い瞳は美の象徴として扱われていた。


その2つとも持ってる人は少なく物凄く珍しいらしい、一つ持ってるだけでも人買いに高く売れると言うのにその両方を持ってる私が売られてしまえば・・・その価値は測り知れない10年は遊んで暮らせる大金は余裕で入ってくる程だ。


つまり盗賊からしたら私の事が金塊が服を着て歩いてるように見えるのだろう。

その為お父さんは盗賊などに私の姿を見られる事を嫌がっていた、だからさっきの盗賊との戦闘の時にお父さんは私に隠れるように指示したのだ、私はお父さんの【隠れろの意味】を理解していたの・・・理解していたのに。

この事件が起きてしまったのは私の軽率な行動が招いた事だ¥

自業自得と言えばそうなる


もし私がお父さんの言う通り隠れていたら

もし私が盗賊に見られた事をお父さんに伝えていたら

もし私がアマンダお姉ちゃんのすぐ近くにいたらこんな事態を招かなかったのに・・・そんな事考えても仕方がない今は逃げる事に専念しないと


「クソ、ラチがあかない・・・おい睡眠薬を取り出せ」


盗賊の人たちの予想以上に私が暴れたのだろうか、シビレを切らし私を眠らせようともう一人が薬を取り出し、布にその薬品を染み込ませた。


二人の会話からして睡眠薬だという事が嫌でも分かった。

もしあれを使われたら私は終わりだ、そうなる前に何とかしないと・・・

私はさっきより暴れる、特に首を振って私の口を塞いでる手を振り解こうとした、

口を塞いでいる手を何とかすれば助けを呼べるからだ。


「おい、早くしろ、」


私の事を取り押さえている盗賊の人がもう一人の盗賊の人を急かしていた、その時注意が私から逸れたその瞬間、口を押さえている手が緩んだ

私はこの絶好のチャンスを見逃さなかった、すかさず口を押えていた手を払い除け、助けを呼んだ


「たすぅ・・・」


私はたすけての【け】を言い終わる前にもう一人の盗賊が睡眠薬が染み込んだ布を私の口に押し付けてきた、必死に助けを呼んでる時に不意打ちのようになってしまい、睡眠薬を勢いよく吸い込んでしまった、体内にフルーツの様な甘い香り香りが広がる


睡眠薬を吸い込んだ瞬間に今まで感じた事の無いような眠気に襲われた、怖かった。


どれだけ頑張ろうが意識を保つ事は不可能で脳から眠れと命令される、体がどれだけ抗おうが脳の指示には逆らえず体の力が徐々に失われた。

薄れる意識の中、懸命に助けを呼びながら眠りに付いた。


たすけて、お父さん・・・・



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