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私の魔法は何色ですか?  作者: トマト天津飯
【第一章】 物語の始まり (第一話 大好きなお父さん。)
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盗賊


「へへ、よく隠れてる事が分かったなぁ」

「あんな、熱い視線送られたら、誰でも分かるだろ。」


盗賊のリーダーらしき人物がイグナルトに話かける

盗賊は全員で8人、盗賊たちはイグナルトを逃がさないように囲んでいた、事前に計画していたようで囲む際には無駄のない動きだった。


盗賊の構成は弓を持ったのが二人、短剣を持ったのが二人、剣を持ったのが3人リーダらしき人物は大きなハンマーを担いでいた


「おまえさん、こんな状況なのにえらく落ち着いてるなぁ。」

「なに、こういう職業だと良くある事だからなぁ」

「はは、ちげえねぇ、ならおまえさんがとる行動は分かるよな?」


リーダーらしき人物が武器を構えた、それに続くように仲間たちも次々と武器を構え始めた、


「分からない」

「分からないなら教えてやる、死にたくなけらば積み荷を置いて去りな、、」


通常このような危機的状況におちいった場合、大人しく荷物を渡すのが普通の事だった、盗賊も無意味に人を傷つけたり殺したりしない

がしかし盗賊の指示に背くような事をすると話は別であり、盗賊達は強引にでも荷物を奪いにくる、人を殺してでも

そのため物流ギルドでは【運が悪かった】で片づけられる、命を懸けてまで配達物を守れとは言われておらず、逆に命を守る行動をしろと指示が出てる

がしかしイグナルトが取った行動はギルドの教えに背くまったく反対の行動だった


「断る」

「はぁ?」


イグナルトは盗賊の命令に逆らった。


「おまえさん、この人数見えねぇのか?、しかもこいつらの半数が()()()()の手練れ達さぁ、自分の腕に自信があるみたいだが、やめときな、今なら頭を下げて謝罪するなら半殺しで許してやるよぉ、、、」


(傭兵殺しねぇ)


傭兵殺しとはその名の通り【傭兵を殺すまたは戦闘不能に追い込む】などの行為を成し遂げた者に与えられる、盗賊内での肩書のようなものであった、


盗賊は今回のように集まって動いたりする者から単独で行動する者まで様々であり、盗賊内では肩書が重要となる、今回の《《傭兵殺し》》もその一つであり、訓練を受けた兵を倒せる実力があるだけで盗賊内では優遇される。


「さぁ、どうする?」

「だから断るって、オレは行くから道開けてくれるか?」


イグナルトは馬車に戻ろうとしたが一人の盗賊が進路を塞いだ、


(あー、やっぱりだめか・・・めんどくさ、)

「おい、どこに行く?」

「馬車に戻ろうかと?」

「おまえ俺たちの事ナメてるのか?」

「だれがお前らみたいな汚い奴らを舐めないといけないんだ?」

「そっちの舐めるじゃねぇー」


盗賊のリーダーは完全にキレた。その形相はさっきより殺気が増していた、イグナルトは元騎士団員でもあったので盗賊には慣れていた、そのため相手を怒らせるすべを理解していた。


そして今、イグナルト自身も娘との楽しい時間を邪魔されて少し機嫌が悪く、いつも以上に盗賊の神経を逆撫でする。


「ふざけやがって、おまえさん相当死にたいようだな」

「俺を殺せる程強くないくせに・・・寝言は寝て言え」


ここでイグナルトは盗賊がさらに怒るような行動をとる


「おい、なんだそれは?」


イグナルトが取り出したのはただの木の棒だった、先ほどこっそり拾っていたようだ。


イグナルトは娘の前ではできる限り殺しをしない事にしている、その為、普通に剣を使ってしまうと力加減を間違えてしまい、命を奪ってしまう可能性があった・

その為木の棒を取り出したのだがそれが逆に盗賊達の上がりきった怒りのゲージをさらに上げる事になる


「お前たちは運がいい、今日は特別に遊んでやる。」

「このクソガキがぁぁぁ!!!」

(俺、23だからガキではないんだがな。)


盗賊たちは勇ましい雄たけびと共に一斉にイグナルトに飛びかかる、するとイグナルトは不敵な笑みを浮かべた。


(娘との時間を邪魔したんだ、少しは楽しませてくれよな。)




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