プロローグ
こんにちは。水無月 宇宙です。
本作品を選んでくださり、ありがとうございます。
この作品を読んでくださる人に、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
初めての連載なので、分からないことも多いし、不定期更新となりますが、読んでいただけたら幸いです。
「さっさと洗濯終わらせておきなさい」
「分かりました」
「食事はまだ?遅いんだけど」
「申し訳ありません。あと少しで終わります」
「風呂の温度、少し低い。丁度いいのにしとけよ」
「…承知しました」
これが、俺の毎日だった。
小さな時からずっと。
だから、一度も疑問を感じなかった。
これが普通だと思ってたから。
「あっ、お前昨日部活サボっただろ!」
「なんのことー?」
「とぼけんな。お前のせいで俺が鍵当番押し付けられたんだぞ」
「へー…ドンマイ、あははっ」
「…ふざけんな」
「てかやば、僕課題終わってない!…まあいっか、授業もサボっちゃおー」
「お前、留年しねーの?」
「しない、しない!」
何だこの人は。
決められたことを何も守ってないのに、何でそんな楽しそうに…。
しかも、その友達も、怒ってるはずなのに笑って…?
何で怒られないの?
あんなにキラキラした人、初めて見た。
毎日楽しそうに笑っていて―――俺にはない、輝きだった。
言うことをきかないのはいけないことだって分かっているのに、俺は彼に惹かれてしまった。
彼について知りたいと、俺もそんな風に輝きたいと、思ってしまった―――。
最後まで、お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
楽しんでいただけたでしょうか。
もし良ければ、コメント、ブクマ、評価など、していただけると嬉しいです!
誤字等は、見つけ次第教えてくださると幸いです。
プロローグに興味を持っていただいた方、良ければ更新チェックしていただけたら嬉しいです!
それではまた、他の作品で会えることを楽しみにしています。