表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/190

第85話 提案

「プラム、次の休みって何か考えてた?」

「えっと……、ちょっと色々試したいけど、何をしたら色々試せるのか分からなくて……」

「手巻き寿司とか如何ですか?」

「何それ!?」


 晩御飯をみんなで食べている時の一コマ。前のレミリアの件があってから、色々と考える事も多くて、そして無理にお金を稼ぐ事も必要なくなって。勿論仕事はきっちりやろうと考えている。でも目的がお金よりも、みんなの健康を考える方にかなりシフトしている。


 その中で、やはり家族の健康を考えるとある程度の休みは必要と判断し、三日働いて一日休む、くらいのペースで仕事をしている。つまり休みが少し増えたという事。


「えっと、酢飯を用意して、それを海苔で巻いて食べるんですけどね」

「ふむふむ……」

「具材を沢山用意して、みんなが好きなのを選んで巻いて食べるパーティみたいなご飯なのです!」

「えっ、それすごく素敵! 私それやってみたい!」

「……私も、賛成」


 次の休みの晩御飯は手巻き寿司。成る程それは考えになかったなぁ。レミリアはお客様とちゃんとコミュニケーションを取ってるからどんどん知識を増やしていってるんだよね。あの子質問するのも上手いから。


「それだとレミリアとプラムで用意するのか?」

「多分プラムちゃんだけで大丈夫です! それに試したかった事も試せば、全部巻いちゃえばいいのです!」

「そっか! 私それ本当にやってみたい!」

「分かった分かった、ならそれでいこう」

「……味見は、任せて」

「よし、ならそれも頼んだ」


 となると、次の休みはカミラとプラムが家で料理にかかりっきりか。僕とレミリアはどうしよう……!


 そうだ、お出かけしようかな。それこそ、マーベルさんを誘ってさ。確か休みも被ってた筈だからいけるんじゃないかな。休み分かりやすいんだよね、マーベルさん。買い物して昼間に差し入れにくるからね、レミリアに会いに。だから多分そこは大丈夫かな。


「レミリア、それなら料理は二人に任せて、マーベルさんに声かけて何処かに出かけない?」

「お出かけですか!?」

「マーベルさんへのお礼も兼ねてさ」

「良いですね! プラムちゃんにお弁当お願いしましょう!」

「任せて! 三人分のお弁当用意しておくね! サンドイッチにしようかなー、色んな種類の!」

「ありがとプラムちゃん! うわーすっごく楽しみです!」


 レミリアの尻尾がパタパタと揺れている。レミリア自身も喜んでくれてるなら良かった。


 後はマーベルさんに声かけるだけだね。

 予定空いてると良いんだけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ