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第38話 カミラの指定メシ

「……レミリア、大丈夫?」

「え? あ、大丈夫ですよ!」

「な、何かあったの?」

「ううん、えーっとあったのはあったけど……」


 その後、カミラとプラムが買い物から帰還。そして荷物を置くだとかいう全ての動作の前に、この流れ。


「良い事だから大丈夫でふ!」

「……噛んだ」

「大丈夫、そう」

「はぅぅ、噛んだのは大丈夫じゃないです」

「……うん、良かった」


 みんな優しくて、良く気の付く良い子ばかり。レミリアをサポートするメンバーとしてはとても良い二人に巡り会えたと思う。それに、二人とも完全に戦力だしね。


「あ、それにしたんですか?」

「……レミリア、パスタ」

「今日はどうしてもパスタが食べたいって……」

「うーん、確かミンチ肉買ってくれてましたよね?」

「はい、今日使うと思って」

「ならそれをそのまま使ってミートスパゲティにしましょう!」

「……レミリア、ナイス」

「お、お腹すいてきました」


 どうやら今日はパスタみたいだね、すっかりご飯もレミリアの仕事になって、僕の手にはかなり余裕が出来てきた。


 ……ご飯までの間、トレーニングしておくかな。




 ______





「……これが、食べたかった」

「カミラちゃん本当に美味しそうに食べてくれるので作り甲斐があります!」

「お、美味しい……」


 とんでもない緩い顔をしながら一口一口を味わいながら丁寧に食べるカミラ。多分クローズアップしてここだけを見たらとんでもない飯テロになるだろう。一緒に食べてるから気にならないけどね。


「お代わりありますよ!」

「……まだ、ある」

「お、お代わり……」

「入れてきますね!」


 意外とプラムの方がパクパク食べるので慣れるまでは少し違和感のある光景、ご飯中はカミラの絵が最強だね。


「……肉の脂、ニンニク、トマト、最高」

「ふふ、喜んで貰えて何よりです!」


 僕の分だけは最初からかなり多目に盛ってくれているので頻繁にお代わりに行く必要もない。けれど……これちょっと本当に美味しいな。レミリアのやつ、段々とご飯のスキルも上がってきてないか?


 なんかこれ……。


「ご主人様も如何ですか?」

「……貰おうかな」


 うーん。

 これは流石に……ちょっと幸せかな。

 自慢したくなるね。

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