第23話 続・お疲れ会
皆さまの応援のおかげで遂に日間5位を達成しました! ブックマークや評価、本当にありがとうございます! 既に泣きそう! まだまだ頑張って参りますのでよろしくお願いします! さてさてここからどこまでいけますかね? また報告させて頂きます!
「それでね、もうダメだーって思った時に彼らが現れたのよ!」
「うわー危なかったですね」
「もう本当よ、危うくシャレにならない話になる所だったんだから。でもあの時来てくれた二人がいなかったら任務ごと失敗してたみたいだし、本当助かったわ」
「やはりギルドは大変ですね」
「そうねーみんな自由だからね、その自由に合わせてるこっちの身にもなれっつーの!」
「ふふ、マーベルさん少し飲み過ぎてません?」
「まだまだイケるわよ! なんてったって明日は休みなんだから、無敵ね!」
「いや、我々は仕事ですから……」
「晩御飯の時間が浮いたと思えばいいじゃない?」
「まぁそうですけどね」
「ほら、何でも食べてよレミリアちゃん!」
「いふぁふぁいふぇふぁふ!」
「あ、ゴメンね食べてる時に話しかけ……頬張る顔がまた可愛い……」
その後、レミリアとマーベルの三人でテーブルを囲んで晩御飯というか打ち上げというか、ちょっとした会が始まった。
「モグモグ、ゴックン。ふぅ。その時は最後どうなったんですか?」
「結局護衛の任務とは言っても四チームで討伐隊を組んでてね、二チームが壊滅したって」
「え、壊滅……」
「そういう仕事なのよねぇ。でもコーラルカーン側から強力な助っ人が出されてて、結局なんとかなったみたいなんだけどね」
「……やっぱり大変なお仕事なんですね」
「そうねぇ、例えば新人として入ってきた子たちには出来るだけベテランをつけたり、成功率を上げる努力は出来ても……確実って訳じゃないのよね」
「それ……受け付けやってると心のダメージ凄いんじゃないんですか? 僕も同僚が殉職する場面には何度か経験がありますが……慣れませんよね」
「慣れないわねぇ……どうしても顔を見知っているとね」
内容は少し悲しい話になってしまっているけど、別の業種で仕事をしている人と話すのはやはり楽しい。こういう所は、軍に居ても味わえないからね。この仕事してて良かったなって思える瞬間の一つだ。
「何か明るい話はないんですか?」
「うーん、そうねぇ……あ! 最近懐かしい顔を見たわね!」
「懐かしい顔?」
「何年も前に引退した鬼豹の異名で有名だったおばあちゃんなんだけどね」
「お、おばあちゃんですか?」
「そうなの、何でもお孫さんが冒険者を志したとかで嬉しそうに昔の装備を取り出して手入れに来てたわね」
「はぇー、お孫さんも冒険者さんなんですね」
「その子はまだまだルーキーなんだけど、鬼豹に師事する形になるのなら……楽しみね! きっと凄い子になるわよあの子!」
「マーベルさんを笑顔にするそのお二人には、いつかお会いしてみたいですね!」
「そうね、なかなか難しいとは思うけれど、いつかここに誘ってみようかしら?」
「誘ってくる場所ではないですけどね」
流石に我が店ながらそれはどうかと思います。
「なら食事とかなら良いんじゃない?」
「あ、まぁそれなら確かに」
「みんなでご飯ですか!?」
「レミリアちゃんは賛成ね?」
「あ、えっと……あの……」
「……いいよ」
「良いんですか!?」
まぁ連れ便はどうかと思うけど、みんなでご飯なら別に良いよね。休みたい日は先に分かっていれば告知すればいいだけだし。
……なんだかレミリアが来てから、知り合いが増えてる気がするよ。