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ランブルボール

作者: 下瀬楽

初めまして。初めての投稿です。


クポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポックポッ

猫の心臓は早過ぎで合わせたくても一向に心音は揃う事が無い。

それでも小動物の体温には驚かされる。

こんなに温かくて大丈夫なのか。

やるなサクラさん。


なんか猫のしっぽを喰い殺す小説が昔あった様な気がするけどさ。

やっぱおれには出来ないわ。だってカワイイんだもん。

猫さんは。

「キモい。なに猫にさん付けしてんの。いぬにも付けてやれば。」

「やだ。いぬキライ。」

べしっ。成島雪見は僕を足げにする。

やっぱりいぬ好きなんだ。

「いい加減家に帰ったら?」内の母さん迷惑してるって言いながら、なべ焦がすし。


そりゃあおばちゃん雪見が買ってきたメダカばっかり見てるからだろ。


「父さんも最近帰りが遅いし。」

全然おれのせいじゃないよ。

そう言ったらまた背中をはたかれた。

雪見の平手うちは本当に痛い。紅葉ばっかりだよ。

なサクラさん。


サクラさんが成島家に母親の幸さんに拾われたのが、雪見が中学二年生の冬だったらしい。

真っ白な子猫を雪の降らない日に。


サクラさんオスだもん。

ケンカを余所の猫としてくるから、いつも傷だらけで痛々しい。


瞳の色が左右違ってて、右目は黄みがかった緑で、左目が空の様な青。 抉り出したくなるね。

まあ、しないんだけど。

丸くなっておれの手を枕に気持ちいいんだろうなあ。

今は見えないや。



心臓の音が重なるまで家には帰りたく無い。



そう言ったて雪見にまた殴られた。

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