表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ミントガムは甘くない

作者: ひじり

 まずい、終わらない。


DTM、いわゆるデスクトップミュージックが趣味の僕は、大学のサークルで発表する同人CDの


アレンジを任されていた。しかし、入稿まで明日と迫っているにもかかわらず


作業は未だに7割といったところまでしか進んでいなかった。


 どうしよう、ここに突き当たってから2日間全く作業が進んでない。


このままだと確実に入稿に間に合わなくなる・・・・・・。


 ミントガムを口に運ぶ、ガムを噛めば脳が活性化するとかなんとかいって、サークルの友達が


数日前にコンビニで大量のミントガムを買って置いていったのである。


正直気休め程度にしかならないが、なにもしないよりはましである。


 その甲斐あってか、もう日も暮れる頃、なんとかあともう少しで


作業終了というところまでこぎつけた。なんとか明日の入稿には間に合いそうだ。


 ふう、一息つくか。


 ピリリリリッ♪


新しいガムと包装紙を紐解き、食べようと思った瞬間、僕の携帯が鳴り響いた。


電話はサークルの仲間からのものだった、僕はガムの包装紙をあけながら


スマートフォンと応答ボタンをタップした。


 もしもしどうしたの? え、作業ならなんとか終わりそうだよ?


うん、明日には間に合うと思う。今日中? 入稿は明日だろ?


 ・・・・・・え? 今日?


 口に運ぼうと思ったミントガムが、口元からポロリと床に落ちた――。 

最近ミント系のガムを噛むことが多いので書いてみました。 ちなみに入稿などの言葉を使ってはいますが、そう言った知識は全くないので想像で書いています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ