第八話 主要登場人物紹介&あらすじ
暗き闇夜を駆け抜ける、緑の灯と黄色い悲鳴。
楽しい楽しい肝試し、最後の最後で血の惨劇。
〜あらすじ〜
夏休みも佳境に突入した。
様々な騒動に振り回されっぱなしだった雲海と薫は、夏休みの思い出作りに友達を集めて肝試しをしようと提案。
しかし、その参加人数は二人が思っていたよりも膨れ上がってしまい……。
○主人公達
・空峰 雲海
空峰家の長男で、杵柄高校に通う高校生一年生。
陰陽師の見習いであり、呪具を用いて妖怪を戒める存在として、修行中の身。
第四話での妖怪との戦いのせいで、右手を負傷中。
そしてその傷は、どうやらただの怪我では済まなかったようで……。
・香田 薫
六月下旬に杵柄高校に転校してきた、雲海のクラスメイト。
小柄でポニーテールの、ドジな天然女子高生。
だが、実は念動力や透視や瞬間移動能力などを操る超能力者。
振り回されっぱなしの自分をどうにかしたいお年頃。
○その他の登場人物
・木鉤 夜恵
谷潟市在住の陰陽師。
今回は雲海達に呼び出され、彼らの肝試しの手伝いをする事に。
体内に多数の妖怪を飼っている半妖。
感情の起伏に欠けたような平坦な喋り方をするが、実際は茶目っ気を多分に含んだオタク。
・利休
河童。
第二話の事件以降、空峰家に居候している変態エロガッパ。兄貴肌だがドM。
・口裂け女
第一話にて薫に撃退された妖怪。
第五話での事件を機に薫と心を通わせるも、その後U.F.O.に連れ去られる。
その後、第七話にて帰還。現在は空峰家の監視下に置かれている。
・空峰 天心
空峰家の次男で、中学二年生。
男とは思えぬ美貌の持ち主で、呑気な性格。
かつて半妖に成りかけた影響か、その身体能力は人間の域を超えている。
自分を救ってくれた夜恵によく懐いている。
・空峰 岩武
雲海と天心の父親で、据膳寺の住職。優しくも厳しい、古き時代の頑固親父。
・相川 真見
明朗快活なボブカットの女子高生。雲海の同級生で、彼とは親しい。
中華料理店『興龍』の一人娘で、夏休み中は毎日のように店の手伝いをしているため、ストレスが溜まっている。
・神部 祥子
杵柄高校一年五組の生徒。
セミロングの、眼鏡の女子高生。
理知的で異様な堅物。人の機微に疎く、人付き合いが苦手。
・小森 美紀
杵柄高校一年五組の生徒。
ツインテールで色黒の、健康的な女子高生。
第三話の事件を切っ掛けに雲海にベタ惚れし、勇猛果敢にアタックをかけている。
しかし雲海には躱されっぱなしで、焦れてきている。
・???
正体不明の妖怪。
肝試しに騒動を巻き起こす元凶。