第七話 主要登場人物紹介&あらすじ
聖獣白澤少女に宿り、語る言葉は過去の知恵。
妖怪くだん少女に縋り、未来の悲劇を泣き叫ぶ。
〜あらすじ〜
口裂け女が山田村上空に連れ去られて、約二週間後。ユリアンが遂に賢者に合う目処が立ったと言うので、薫はそれに付いていく事に。二人が訪れた隼市では、雪町白水と名乗る少女がいて……。
○主人公達
・香田 薫
杵柄高校一年五組の生徒。
小柄でポニーテールの、ドジな天然女子高生。
だが、実は念動力や透視や瞬間移動能力などを操る超能力者。
和解した口裂け女が突如U.F.Oに連れ去られてしまい、彼女を助ける手だてを探している。
・雪町 白水
隼市にある白蝦蟇神社の長女。おかっぱ頭のチビな中学生。
体力が有り余っているのか、言動がいちいち喧しく快活で、べらんめぇ口調。
ユリアンの言う賢者と言うのは、どうやら彼女のことらしいのだが……。
○その他の登場人物
・土玉 百合安
山田村に住んでいる、イギリス出身の元エクソシストの陰陽師。
金髪碧眼で長身の白人。通称ユリアン。
底抜けに明るい性格で、英語混じりの奇怪な言葉遣いで、漏れなく他人を脱力させる。
雪町家とは顔見知りであり、薫を賢者の元に連れて行く。
・雪町 雹裡
隼市にある白蝦蟇神社の長男。白水の兄であり、二十歳を過ぎている。
慇懃な態度とフランクな態度のギャップが極めて激しい男。
白水に対しては何故か敬語を使う他、父親との接触も極力避けている。
腕を振って風を巻き起こす術を使う。
・雪町 霧濁
隼市にある白蝦蟇神社の神主。白水、雹裡の父親。
娘の白水をこれ以上ない程溺愛しているようだが、雹裡との接触は皆無。