第三話 主要登場人物紹介&あらすじ
標を記すは友の呪具。標を示すは己が力。
標を求むは己だが、標が救うは己が友。
〜あらすじ〜
超能力者の癖に極度の方向音痴の香田薫。ある日、友人達との約束に大遅刻してしまい、厳しく叱られてしまった。薫が解決策を見習い陰陽師空峰雲海に相談すると、雲海は陰陽師の呪術で解決できると豪語するが……。
○主人公達
・空峰 雲海
杵柄高校一年五組の生徒。
五厘刈り頭で、中肉中背の男子高校生。一人称が僕の、大人しい性格。
その実態は陰陽師の見習いであり、呪具を用いて妖怪を戒める存在として、修行中の身。
薫から相談を受け、解決の羽目に奮闘する。
・香田 薫
杵柄高校一年五組の生徒。
小柄でポニーテールの、ドジな天然女子高生。
だが、実は念動力や透視や瞬間移動能力などを操る超能力者。
極度の方向音痴である。
○その他の登場人物
・相川 真見
杵柄高校一年五組の生徒。新聞部所属。
明朗快活なボブカットの女子高生。雲海、薫とは親しい。
思った事はズケズケと言うタイプ。
・小森 美紀
杵柄高校一年五組の生徒。
ツインテールで色黒の、健康的な女子高生。
恋多き人物で、それが切っ掛けで事件に巻き込まれていく。
・神部 祥子
杵柄高校一年五組の生徒。
眼鏡を掛けた女子高生。
理知的だが、異様な堅物。人の機微に疎い。チョイ役。
・谷屋 康祐
香田達が海水浴で知り合ったナンパ男。逞しい体格のフリーター。