第二話 主要登場人物紹介&あらすじ
波間に揺れる謎の影、好奇を喰らう長い腕。
いつの時代も怖いモノ、見たくて彷徨う愚かモノ。
〜あらすじ〜
口裂け女との戦いを終えて、自分の実力不足を思い知らされた空峰雲海。やはり経験不足からくる焦りが原因だと考えた雲海は、何とか手頃な妖怪を相手に出来ないか模索する。そんな折、プールに怪しい人影が現れると言う噂が雲海と薫の元に舞い込んで……。
○主人公達
・空峰 雲海
杵柄高校一年五組の生徒。
五厘刈り頭で、中肉中背。一人称が僕の、大人しい性格。
その実態は陰陽師の見習いであり、呪具を用いて妖怪を戒める存在として、修行中の身。
口裂け女と対峙した際の失態を、何とかして挽回したいと考えている。
・香田 薫
杵柄高校一年五組の生徒。
小柄でポニーテールの、ドジな天然女子高生。
だが、実は念動力や透視や瞬間移動能力などを操る超能力者。
彼女の念動力は、並の妖怪を強引に力でねじ伏せる事も出来る程に強力。
○その他の登場人物
・相川 真見
杵柄高校一年五組の生徒。新聞部所属。
明朗快活なボブカットの少女。
雲海、薫とは親しい間柄で、今回、二人からある相談を持ち掛けられる事になる。
・前島 勇太
杵柄高校一年五組の生徒。
長髪で色黒の、体格のいい男で、言動がどことなく軽い、俗に言うチャラ男。
薫に好意があるらしいが、中々切っ掛けを掴めないでいる。
・空峰 岩武
雲海の父で、据膳寺の住職。
妖怪についての知識は息子の雲海よりも豊富。