赤ずきん症候群
梅雨期集中制作8つめ
紳士は害獣に変り、
終わらぬ悪夢のはじまり
深い森では
どんなに叫んでも...叫んでも....
赤い衣が真紅に染まる
私のもので
もう無垢な少女には戻れない.....
お腹を空かせた危険獣
私を見つけて気が違う
おとぎ話のように
誰も私を救ってくれないから、
痛みに耐え、終を待とう
心身に爪痕は残り、
眠れぬ日々が続くよ
不快夢なら
どんなに良かったろう....良かったろう....
幼顔は辛苦に染まる
貴方のせいで
もう無垢な少女ではないんです
誰かが忘れた狩猟銃
私は見つけて気が違う
おとぎ話のように
誰も貴方を殺してくれないから、
私が殺してあげよう。
赤い衣を真紅に染める
貴方のもので
今度は私が狩る番です
私を汚した狩猟獣
私は追い詰め気が違う
おとぎ話のように
無垢な少女のままでいられないから、
私は赤い服を纏う
.
赤ずきんには、
狼=男、赤ずきん=女を指し、
狼が赤ずきんを食す=貞操を奪う
という説が存在します。
この詩は
赤ずきんのお話と、
近年の婦女暴行事件などとを照らし合わせて書いています。
ちなみに、
ペローによって童話かされる前の
元になったと言われるスウェーデンの民話では、
残酷なシーン、下品なシーンが数多く存在します。
ペロー版の赤ずきんでは猟師は登場せず、
赤ずきんが食べられて終わっており、
猟師の登場、老婆・赤ずきんの救出は
グリム童話からだとのこと。




