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サイドストーリー:始原の視点
◆始原は“悪”ではない
破壊の理は、悪意ではない。
「始まりがあれば終わりがある」
という自然の摂理。
始原は“終わりを告げる存在”として、
世界に必要なもう一つの原点だった。
ただ――
世界は彼を恐れた。
「破壊は災厄だ」
「破壊は敵だ」
そう呼ばれ続け、
始原は心を閉ざした。
◆ユウを選んだ理由
始原は何億年も、
“創生の光”を探していた。
創生と破壊は本来対の存在だから。
(創生さえいれば……
私は意味を得られる)
ユウの魂を見た瞬間、
始原は震えた。
「この光なら……
私の孤独を分かってくれる」
だから始原は、
ユウと融合することを選んだ。




