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昼下がり。孤独感。夕方。拍動。暗くなり始めた頃。うずくまって。夜の始まり。耳をふさぐ。朝。悲鳴。暗くなり始めた頃。ジン。
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昼下がり。
アルマはまた『自覚』がなかった。
気づかないふりをしてきた孤独感が胸に迫ってきているのが分かった。
そこに人がいて、会話もできるのに。
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夕方。
傷つけられたウサギは体動がほとんどなく、心臓の拍動もわずかにしか感じられない。
命を脅かされず、溌剌とした姿を未だに見た事がない。
血の臭いを感じるのがたまらなく嫌だ。
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暗くなり始めた頃。
僕もここで、カーティスの様にうずくまってしまおうか。
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夜の始まり。
悪意のある噂話、聞きたくない。
耳を塞ぐ。
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朝。
悲鳴。
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暗くなり始めた頃。
カーティスのジンを奪って飲む。奪い取る時に抵抗する力は感じられなかった。
液体を飲み込む。湧き上がる灼熱感。そして時間を追って心地よい高揚と、浮遊感。それらを徐々に嘔気が覆っていく。
思考は重みを増し、注意を怠れば揺れる世界の中で崩れ落ちてしまいそうだった。




