信用がなさ過ぎて霧散しました
エタりました
承認欲求が満たされる必要があります
誰かに反応されたら続きが書けるかもしれないです
誰か読んでください
俺は高校生だった三鷹リュウジ。
ひょんなことから、暴走したトラックに轢かれ神様曰く、仕方がなかったとの事。まあそんなこと言われて「はいそうですか」などと易々信じる人間ではなかったけれど、まあなんやかんやあって異世界に飛ばされ文字通りの第二の人生を送ることになったのだ。
何故か通じる日本語に、ヨーロッパ風の石畳や漆喰壁の建造物が立ち並ぶ風景、挙句の果てには剣と魔法の世界なそこは、俗にいう日本のRPGと言った感じだった。
なるほど、下水はちゃんと整備してあるし、便器も今と遜色ない。
さらにはちゃんと現代と同じレベルの食品加工技術に農耕技術などが発達しておりそれ以外に違うものと言えば一見古めかしいその生活様式のみ、冷静に考えてなんでこんなに部分的な差異が生じているのかというツッコミを入れたくなるけれど、まあここは神様とやらが趣味全開で作った世界らしいから、一々考えてたらキリがない。何ならここの世界の人間は普通に農耕民でさえも読み書きは勿論、数学、哲学などを心得ているのだから驚きだ。
マジでパネエわ。
まあでも紆余曲折あって、俺は今……いやさっきまで魔王をやっていた。
なんと言うかその成り行きは今でも理解ができなかった。
最初は何らかの新興宗教じみた団体だった。変な造語を作っては神は唯一だとか、地球は平面だとか、2+2は5だとか……おいこれ絶対あいつ1984年読んだだろ! あ、これ絶対党のスローガンじゃん。
通じている言葉は同じなのに、文字だけはなんらかの古代文字のような……形だけなら漢字を滅茶苦茶に崩した草書もどき。
けど、『戦争は平和なり』その言葉をなぞりながら文字数を数える。
「わあ、あいつやってるわ」
まあでもなんやかんやあって、団体の元凶は死に教祖となったのだった。
何とも言えない流れだけれども、まあそれからまたいざこざがあって……。
そもそもこの世界は5つの大陸と36の国が存在する。
その中でもともと自分はゴルブ合衆国という大国で転生し、そこで11まで生き12になる頃には遠く離れた異国の地へと新興宗教団体に攫われた。
そこは――アルグベムという辺境の地。
それ故に、噂には聞いていたがそれ以上に危険な場所だった。
分かり易く例えるなら「魔界」その言葉に負けず劣らず。酸の川、卑劣な文化、侮蔑的な教育に、卑猥な風俗(あっちの風俗じゃないよ?)どこかしこを見回しても地獄のような景色が当たり前の、そんな場所だった。
よく見受けられたのがその異常な食文化だった。
強い生者の肉を食えば自ずと食した体にも同じ強さが宿ると本当に考えている民族なので、魔物討伐に失敗し無惨にも肉の塊になった他の大国の戦士や勇者が調理され食われる。
残った骨や油などはアクセサリーや石鹼、パウダーとしてその国内で流通していた。
そもそもここ辺境の地アルグベムに、種族としての人は居ない。人の形をしているが所々皮膚の色が違ったり角が生えていたり耳がとんがっていたりと、あらゆる姿をしている。
皆人の血が混じったクォーターかハーフの魔物ばかりだ。魔物の血が一滴でも入っていれば、自身の血縁と見なす野蛮で、血の繋がりには大らかなのも魔物の特性なので別に混血種であろうが彼らには関係ないようだった。
まあ人間は別らしい。それ故に俺は無理をしてでも彼らの文化に溶け込んだし、魔物の血だって体に入れた。
運のいいことに、魔物目線では顔は良い部類らしく、一時ハーレムや求婚が絶えなかったし、それのお陰か、人だからと殺されることはなかったけれど、求婚を受け入れなかったら殺すと脅迫されたことは幾度とあった。
まあそう言う風に新しいテリトリーに馴染むとやはり自分の中で変化はあって、討伐隊の女戦闘員が強姦され苗床になるのも耐性ができた。多分麻痺しているだろうがまあでも仕方ない。
なんやかんやあって、風俗に馴染んで、人食って、洗脳して、洗脳されて、また洗脳して、人食って、んで洗脳解けて、教祖になって、嘘ついて、人食って――
そこで二度春を過ごした時だった。
その世界では14歳、精神的には朧げながら31歳。まあでもあまりそう言う自覚はない。そりゃ当たり前だ。劣化する前にまた生まれ直したのだから。
何故かはわからないが、第34代魔王に就任したのだった。
いや待て、これって任命さてるものなの? という疑問と純粋な拒否感が顔に出ていたらしい。
「ケイン――どうしたその顔は」
「誰だよケインって」
瞬間、自分がこの世界ではケイン・アルバトフであることを忘れるくらいには衝撃だった。というか言いづらいんだよ、アルバトフ。
絶対字面だけで決めてんだろ、なんで他の作品の転生者はそのままの名前使えてるんだよ、そのまま異世界来るんなら「転移」だろうが。
などと、心の内側で憤懣するまでに俺はどうしようもなくストレスを感じていた。
しまいには、隣国のアスペトロフから5万の討伐軍が攻めてくると言われたのだから叫びそうになるのを堪えながら言う。
「お前ら齢14の男児に何を期待してるんだ?(分かったまずは軍事作戦の為、詳しい奴らを召集しろ)」
あかん、本音が出てしまった。
まあでも何とか作戦も上手くいき、無事討伐軍を追い返すことに成功した。正直ここまで神が味方してくれるもんなんだなあと思ったけれど、それならなんでこの状況に置かれてるんだと思ったし何なら普通にその後、軍部が暴走して目先の利益に血走った他の参謀らが俺に何の了承もなく隣国に攻め入って兵の7割を失い、元々あったアルグベムという国は6つに分散してしまった。
そしてその責任を取るのは必然と俺になるわけで――
そして今こうして逃げている。
結構前に書き始めていたものです
書き溜めて一気に開放しようと思ったんですけど、結局エタりました
なので情けないのですが、腐らせらせるよりかはと言う感じで出します
申し訳ないです