ゆめちゃんのゆめ
とつぜんおじいちゃんがなくなり、なみだがとまないときにゆめのなかで
わたしのなまえはゆめ。
らいねんしょうがくいちねんせい。
わたしには、だいすきなおじいちゃんがいた。
おじいちゃんもわたしのことがだいすきでまいにちいっしょにいてくれた。
あたりまえだとおもっていた。
きゅうにおじいちゃんがなくなった。
ぽっかりあながあいてしまったようだった。
なみだがとまらなかった。
てんごくにいったんだとママにいわれた。
でもまいにちがつらくってないていた。
そんなときゆめのなかにおじいちゃんがゆめをみてほほえんでいる。
てをのばそうとしてもさわれない。
おじいちゃんがゆめのよこになにかをおいてくれる。やわらかいかんしょく。
ふとめがさめるとベッドのうえでマクラをさわっていた。
それからまいにちおなじようなゆめをみる。
おじいちゃんとてをつなぎながらなにかをだっこしている。
なぜかおもいだしたくってもおもいだせない。
そのつぎもおじいちゃんがベンチですわってゆめともう1人とあそんでるのをみている。
そのつぎもおじいちゃんとゆめがだっこしている子とはなのくににおでかけ、
いつもいっしょにおでかけしてた。
そのひもゆめをみた。いつもとちがい
おしいれのなかにだっこしてた子をいれていた。
おじいちゃんは、すこしかなしそうなかおをしてふとめがさめた。
わたしは、はじめてきづいた。
おじいちゃんがゆめがうまれたときにくれた、ゆめとなづけたにんぎょう。
おしいれのなかをみるとめがくりくりしたにんぎょうさんやむかしのおもちゃがたくさんでてきた。
そのひのゆめは、おじいちゃんがほほえみながらありがとうときこえた。
おじいちゃんは、わたしにもののたいせつさをおしえてくれたのかなっておもった。だいすきなおじいちゃんありがとう。
だいすきなおじいちゃんがゆめにさいごにたいせつなことをおしえてくれました。
ありがとう。おじいちゃん。