確か、しの…篠田さんかな?
時間と場面が変わります。ご了承下さい。
時は学校、朝になり生徒達の゙賑やかな話し声が聞こえてくる。僕は一人、カバンを肩に歩いていた。生徒達に一人、また一人と抜かされていく。朝の二十分ほど、何もせずただのほほんと歩いている時間が僕は結構好きだ。そして、校門をくぐると必ずと言っていいほど一人の人に挨拶をする。絶景の美女…ではなく、ただ一人生粋の友達であり彼の名前は田中である。そう、どこにでもいる田中。よく下駄箱で会うので上まで一緒に行くのだ。 「ほら、早く行くぞー稲垣。」 「ま、待ってよ〜」とこんな感じ。ちなみに僕は稲垣。稲垣 周。 いつものように二階の教室前で一緒に入るはずなのだが、教室周りが人でごった返していたのだ。「今日なんかあったっけ?」と僕。「あー、そいやぁ一昨日くらいに転校生が来たらしい名前は…」まとめると僕は一昨日の土曜に風邪を引き休んでいた。この時にしの…なんとかさんが来たっぽい。学年でも余りいない感じの可愛い子らしい。僕はテキトーに話を流しながら田中の後ろに続いて入った。 そしてしばらくして先生がやってきて、ホームルームが始まった。正直、なんも聞いてないから名前すらどーでもいいけどね。
これから少し暇だと思うので書いていきたいです。