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4話 ルームシェアメイトは◯◯◯

カラオケ店でのアルバイトが軌道に乗り、兼ねてから部屋探しをしていたワイが出会ったのは陽気なおばあちゃんと二人のジャパニーズだった。初めての共同生活が無事にはじめられるのか?

ワイは部屋を借りることになり、大家さんと待ち合わせのバーナムステーションに着いた。


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すると遠くのほうで小さな金髪のおばあちゃんが満面の笑みでこちらに手を降っているではないか。


「コッチ、コッチ」


おそるおそる近づくと、おばあちゃんが話しかけてきた。


「クラウディアデス、ヨウコソ、イマカラヘヤヲアンナイシマス」

「⁉…..」



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「こんにちは。ケイコです。大家さんのクラウディアさんが部屋に連れてってくれるって。私も住民なの、よろしくね」


おばあちゃんの横にいた若いジャパニーズの女性が話しかけてきた。


「あ、はい。シンジです。よろしくです」

「まだイングリッシュあまり話せないのね」

「はい」

「私も最初はハローしか言えなかったわ」


二人と一緒に家に向かって歩き始めた。イングリッシュが通じないからかケイコさんが話しかけてきた。


「シンジさんは出身はどこ?」

「昭島です。ケイコさんは?」

「常陸よ。何歳ですか?」

「27です。ケイコさんはおくつですか?」

「23ですけど」

「へぇ、若いですね」


ケイコは首を振って、

「いいえ、女の23は若くないですよ」


部屋に着いた。白い壁で平屋で奥行きがあって、全部で4部屋ある。庭のようなところに洗濯機がおいてあった。この家の賃貸のルールをケイコに訳してもらっていた。


「キッチン、バス、トイレは共用で家賃は週単位でいくらで毎月先に払うんだよ。あとごみ捨ては男性の仕事だからお願いね」

「わかりました」




ケイコさん優しいし、部屋もまぁまぁな感じだしここで契約しようかな


「お世話になります」

「ヨカッタワ。ライシュウカラコレルノネ」


すると、ひょろっとして背の高い短髪の男が外から帰ってきた。


「おー、新しい住民か、こんちは」

「こんにちはシンジです」

「マツです、よろしく!」


ケイコがマツに言った。


「シンジさん27なんだって、マツさんと同い歳ですよ。うふふ」

「マジかー。ジャパンでは仕事何してたの?」

「えっと、証券とかでした」

「なんと⁉ 俺は先物だよ」

「ええ⁉」

「なーんだ、金融兄弟だな。仲良くしようぜ!」


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「あっ、犬と猫も1匹づついるから、あんま頭よくないけど」

「は、はい」


新しい住処も決まり、サーティーンアベニューのゆかいなお店で頑張らないといけないと思うのだった。




住処を決めて、ゆかいなことが続くアルバイトや生活はこの先どうなっていくのか。

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