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それからのこと。

作者: m

幼き日の裁かれなかった無邪気な罪は

色褪せはしても決して消え去る事ない

まるで引いては寄せる波のようで

時に残酷なほど鮮明によみがえる

形あるものはやがて姿を変えて

いずれ壊れてまた生まれ変わる

純粋なものに触れるたび感じる

美しさが痛い程胸に突き刺さる

可哀想と思う傲慢

ただ懸命に生きる

目の前にある真実

日の光さえも平等ではないと

届かない謝罪の中に含んだ

宥恕ゆうじょを願う拭えない下劣

ただそれを背負ったまま生きる

裁かれなかった代償が心に食い込んでいく







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― 新着の感想 ―
[良い点] カエルとか虫とかの命、子どもには重さの感覚がむずかしいなぁと。自分の子供の頃を思い出しました。それが大人になっても記憶にはしっかり刻まれていると感じます。出来事でもそうだなぁと。子供の頃に…
[一言]  実は、私の作品にもこういう感じのものがあります。  ですので、この人物の気持ちも、書いた作者の気持ちも、よく分かるなあと思う一方で、これをもっと大きな物語の一部にしていくこともできたので…
[一言] 誰しもが思い当たる幼少の頃 それを罪とは知らず冒す 許しを受ければ心に罪悪は増して 戒めを受ければ心に憎悪が増える 罪を認められる様になる頃には懺悔の対象はなく 人は過ちを背負って
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