54.5話〜100pt記念と自問自答する男〜
54話更新した時ついについに100ptを達成しました!その記念で今回の小説を投下します!
今の現在状況もありましてエロくはないです…が今まで出てきた女性キャラの紹介にもなりますので是非とも読んでいただけると嬉しいです。
アズシン国は基本的に一夫多妻を認めてはいない。
「そこで質問がある、もし誰か一人だけを嫁に取るとしたら誰にしようか」
俺こと、一全健也は一人きりの部屋の中で自問自答をしていた。
俺の中にはもう一人の俺…
魔王軍幹部、旧世代の七つの大罪
怠惰のスロウとの戦いの際に生まれた、イキリの俺が心の中に生まれていた。
周りは消えたと思っているが実はそうではないのだ。
イキリの俺と俺は完全に確立しており、意識すれば会話することが可能なわけだ。
だが心の中で会話するのも味気ないので、適当に水魔法で分身を作った。
見た目は完璧に俺なのだが。どこか雰囲気はナルシスト…完成した時はこれは戦闘でも使えるかと思ったのだが、かなりの集中力と無駄な魔力、何よりイキリの俺の意思を移しても体を僅かにしか動かせないことから、その考えは切り捨てた。
「律する法があろうとも、女は全て俺の嫁だ」
うん、流石俺だな
「だが、それでも妻に取れるのは一人だけだ、それならば誰がいいのだろうな?」
狭い部屋の中でベッドの上に腰掛けて互いに背中を向ける形になっている
「まぁ…いざとなれば国王殺して、法律変えるくらいのことをすればいいが…」
「本当にお前俺か?物騒すぎるだろ」
「だがもしも妻以外の女性を置いておくことを許されないっていう法律が国王から出された「ブッコロ」だよな?」
「まぁ、取り敢えず一人ずつ検証してみるか」
そう俺が切り出すと、イキリ俺がミリュを浮かべた。俺とイキリ俺は同一人物ということがあって、意思が共有されている。
しかし不思議なことに、イキリ俺とミリュの意識は通じていないようだ。
「ミリュか…」
ミリュ
伝説の水龍と孫であり、自身も世界最強とも呼ばれる水を司る流である。
俺の魔力が持つイメージによって人の姿になった。水色のショートボブでエメラルド色の瞳、今では俺本来の魔力を渡したことで胸がワンサイズ上がっておりDカップ。
肌のきめ細かさと瑞々しさは触れた時に吸い付いてしまうほど、透明感が高く、モデルのようなスタイルは見ていてため息が出てしまう。
「1番の理解者という点で言えばミリュだな」
俺がそう言うと、イキリな俺は頷いた。
「次に挙げるとするなら、リティとクルフの姉妹かな」
エルフ国で出会った二人のエルフだ。
俺にスロウ討伐の依頼を出してきたリエリフを始めとしてクエリアも美少女には違いはなかったが、恐らく二人はこの後なにがあったとしても、アズシン国に来ることはないだろう。
まぁ俺がエルフの国に住まうとなれば、もっと単純な話になるのだろうけどな…
それでも俺はなんとなく、人族の地域で暮らしたいと思っているからな…
話はそれてしまったが、リティとクルフの話だったな。
二人の容姿は共に美少女と呼ぶにふさわしく、金色に黄緑を足したような艶やかな髪をリティはツインテールに、クルフは首のあたりで一つに纏めている。
身長差は結構あるものの、いずれリティも高身長に育つのだろうが今はまだ幼げで天使と呼べる容姿をしている。何より俺のことをお兄ちゃんとよびはするのだが、その本心としては俺のことを男としてみている節がある。と、いうより長寿で有名なエルフなのだから、リティくらいの見た目であっても年齢は中々に上なのではないかと思ってしまう。
まぁ年上だろうが年下だろうが俺には関係ないな、女性なのだから。
クルフは、お姉さんと言った感じを全面に出している、強気な顔つきはミリュ程ではないがツンデレキャラ寄り、しかし恋や愛を知らない騎士として生きてきた宿命か、そう言ったものに対しての耐性が一切ないようだ。
時々見せる乙女の表情が非常に可愛らしいのも事実。ましてやクルフを妻とすれば自動的にリティは妹となる。
これは完璧なのではないだろうか
「だが、リノも捨て難いだろう?」
うんうんと頷いている俺に対して、イキリ俺が口を挟む。
そう、リノとはアズシン国に着いて冒険者機関に来た時に会った受付嬢だ。
初対面の段階ではまだこの世界に来たばかり過ぎて、黒髪黒目の彼女に幼馴染の美奈を思い出したりもしていた。
やはり外国人に憧れもするが、それよりも日本人の容姿は安心もする
それにお淑やかでいたずらっ子という属性を兼ねている。
言葉では俺のことを惚れているそぶりは無く、きっと他の誰よりもまだまだと言ったところだが、誠実に口説いていけばチャンスがないわけではないだろう
「彼女が俺に惚れた時の表情はきっと至高だと思うぞ?」
「それは皆に言えることだが、いまだに見ないその表情を想像するに妄想まで付いてしまうのは仕方のないことだろうなぁ」
そうなればやはり全員が全員捨てがたく、今まであった女性とも今のところそこまでの面識はないが
ムロメ村の娘、エイミーことエイミアとはファーストキスをした仲だし、タルもいることだしまた会うことになるのは確定だろう。
まだ1ヶ月程度しか経過していないが、スクスクと成長していることだろう。
あとは、今はどこにいるかわからないあの、魔族と人族のハーフ、御者のサリアさんだな。あのぷるぷるとしてハリのあるFカップ黒髪、色黒の肌とあの赤い瞳、元いた世界では見ることは恐らくないであろう見た目をしているのに、美しさは女性そのもので、サリアさん自身も自信満々、仕事をしている時にしか会ったことは無いのだが、きっと普段からしっかりとしているのだろう。
それに、俺のお見舞いにきたのだから、嫌っていることは恐らくない…はず
アズシン国の姫さまと言えば、ピンクの可愛らしいパンツを履いていたレイーナ=アズシン、初めは絶望のあまり生気を感じなかったけど、クソ野郎ラストを倒したことで、偽の王から本物の王に変わりその娘である彼女は一緒に統治をしている。
正統派のお姫様らしく、立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合のよう、を体現しているような女性だ。エメラルドカラーの髪はそのまま重力に逆らわずまっすぐ腰まで伸ばしており、海を切り取ったような青い瞳はどこまでも見通せるようにも思える。
しかし、それ以上に彼女の魅力はお淑やかそうな雰囲気や物腰にもかかわらず、何処までも強気で我を通そうとする態度だろうな。たしかに人付き合いをする上で妥協は必要ではあるが、姫という立場からしたら、折れることは必ずしも良いことではないのだろう。
きっと嫁にしたら尻に敷かれるのだろうが、それはそれで良い気がする。
「しかし、ここまで美少女に出会える俺の運というのも素晴らしいものだな、お前の意識の一つとして誇りに思うぜ」
イキリの俺が嬉しそうに笑うと、俺もそれにつられて笑う、今まであった女性の顔が頭に浮かぶからだ
「まぁ、まだまだこの先いろんな女性に会うのだろうし、今すぐ決める必要はないだろ?それにいざとなれば自分で国を作って仕舞えば良いんだ、嫁が沢山いてその全員が笑顔で居られる国を」
「それもそう…だな……?」
「お、今の女性も中々に美人じゃないか?追随した記憶から見ると宿屋の女将さんか?」
「いや…うん?そうなんだが」
今思い出したのはラストと戦う前日に泊まった宿屋で食事を出してくれた女将さんだ…しかし妙だなあの日あの時以降、俺は女将さんのことを思い出したことも、感覚的に察知したこともない。
あの人は一体誰だったのだろう…
そんなことを考えている内に、イキリな俺は魔法を解除して俺の中へと戻っていく。
それはこの部屋に近づく気配を感じたからだ。
そしてその者の正体は分かっているが、次の行動を待っていた。
「ワタシ、開けて?」
ミリュの声だった。
今回書かなかった女性キャラクター
金髪ロリっ子人妻 マリア
タルとの模擬戦の相手ロリ巨乳ピンクサイドテール魔法使い
最強の店主が営む宿屋エデンの看板娘?Dカップの銀髪美少女 イリス
栗色の髪と金の瞳で稀代の魔女と呼ばれた低身長超乳 クリス=アルトカ
あと人外なら
タルと契約している、雷の大精霊 ビリティカ
この世界を管理している、ケンヤが認める超美人 レイタン
と言ったところですね…
いずれもこれからの物語に関係してきますので、よろしくお願いします!
あ、今回は物語のタイミング的に差し込まなかったですが、次の機会の時はなんとしてでもエロくしていきますので
200ptもしくは20000pv
目指しています!!
よろしくお願いしまっす!!
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このキャラクターが好きとかあればそのキャラで外伝を書いていこうかなとも思っていますのでまた感想などで貰えると嬉しいな…とか思ってます。




