12話〜揺れる巨乳と微乳を揉む男
今回はつなぎの部分なので少し短めです!
ブクマがなんと2件に!それに900PV
初めてでここまで見ていただけるなんて、ありがとうございます!!
日が昇ってきたことで室内の気温は一気に上がり、俺は息苦しさとともに目を覚ます。
だが目を開けても真っ暗なままで俺の視界は何かで覆われているようだった。
こう言った場合は慌てて動くと怪我の危険性があるからな、とりあえず状況を把握しよう
手の自由は効く、しかもなんだか魅力的な柔らかさが右手のひらで感じられる。
フニフニプニプニで本能の赴くままに触っていると自分ではない何かがピクピクと動く。
それに鼻腔を刺激するのは、爽やかで甘みのある若い”女性”の匂い。
あーこれは、エイミーのおっぱいだ。
ってことは俺は今エイミーの服の中に潜り込んだ状態で、エイミーのおっぱいを揉みしだいているということだ。
そっと布から抜け出す、もしかしたらワンチャンまだ眠っているかもしれないと言う淡い期待は、期待だけに終わった
「け、ケンヤさん…何をしていたんですか?」
顔を真っ赤にしながらも力が入らないのか、床に座ったまま力一杯俺を睨みつける。
気づいた時から俺の右手はエイミーの胸にあったわけだから、どれだけの時間そうしていたかわからない。
まぁ立ち上がれなくなっててもおかしくないよね。
「その、急に眠気が来て寝てしまったんだ。その…すごく柔らかかったぞ?」
「そういうことじゃありません!」
寝起きで回らないわけではなく、意識の全てが先ほどの感触を思い出している為に失言をしてしまったことは認めよう。
だけど、先ほどのことはエイミーにとっても、恥ずかしすぎたようで、俺が井戸水で顔を洗いもう一度戻って来た時にはいつも通りに戻っていた。
スマホの時計は8時、出発の時間だ。
別れといえば悲しい響きだが、これは旅立ちだ。
俺自身はたかが2日3日くらいのことだったが、ムロメ村の人たちはとても温かみにあふれていた。
親には育ててくれた感謝はある程度あったが、一度死んだせいか、そういった情は少し薄くなっている、それでも少しだけここに残りたいって思うほどにはホームシックなのかもしれない。
タルの方は目に力を入れて涙を流さないようにしている。
「お、来たのであーる」
装備をしっかり整えて、無駄にきらびやかだが、偉そうにしているそぶりもないまともな人間っぽく見えるゼグサが声をあげ、同じ方向に視線が集まる。
さすが自分中心人間が頼んだ馬車だ、木で作られているが、どう見ても高価で丈夫、内部は少し広めでちょっとだけ豪華だ。それに本来1頭で十分なはずなのに、2頭で引いている。
そして何より注目すべきところは
「アズシン国までの御者を務めさせていただきます サリアと申します」
馬を手慣れた様子で操るのは、少し色黒で赤目黒髪の美人だった。
強くしなやかな髪の毛を束ねて後頭部でまとめ、長さのポニーテールにしていた。ちょとシャレがかかっているようだが、この世界でもこの髪型はポニーテールって言うのだろうか。
普通の人とは違う赤い目はとても強い魔力を感じるがそれでもゼグサよりも弱いから気にすることはないのだろう。それよりサリアと名乗った女性の美しさは顔だけではない、あふれんばかりの巨乳はあのEカップ女子高生”巨田 乳”を上回るFカップ!!わずかな動作でその魅力的な双丘はプルプルと揺れる。
黒とオレンジの中間色のようなタンクトップからは少し筋肉質な腕が伸び胸元は大きく開かれている。首元には鮮やかな赤のスカーフが巻かれていた。下半身は怪我を守るためか、ぶ厚めの皮製のズボンを履いていた。
正直に言おう、可愛さや未来的希望でいえばエイミーに軍配があがるが、美しさやエロさは圧倒的にサリアさんだ!
「よくやった、褒めてつかわす」
俺は気づけばゼグサに握手を求めていた、周りの目は少し冷たく、何偉そうなこと言ってんだって感じだが、ゼグサは俺の気持ちを理解したのか何も言わずナイスガイのような渋い表情で笑みを見せ握手に答えた。
「それじゃあ行ってくる」
タルがそう声を上げ、わざと振り返らずに馬車へと乗り込む。
「また機会があったら来るよ、そん時はよろしく。エイミーもまたな」
「あんなことをしておいて、よく平然と別れが言えるんですね。私の初めてを奪ったんですからちゃんと責任とってこの村に帰ってくるんですよ!」
ちょ、エイミアさん!?
明らかに周りの目が冷たいものに変わってるんですけど!確かに胸は触ったけど今の言い方だと最後までしちゃった見たいなことに捉えれるから。現に涙流しそうだったタルの表情は今やさっきで満ち溢れてるんだもの。
何最後の最後でとんでもない爆弾をくれてんだよ。
俺は少しこの現状を楽しみながら馬車へと乗り込み、軽く礼をしてゼグサが乗った。
それを確認したサリアさんは手綱を軽く引っ張り、馬を歩かせる。
村人全員が大きく手を振り、俺とタルも手を振る。
しばらくして、見えなくなってから視線を正面に戻す頃にはタルの表情から真剣さが滲みでていた。
ちなみに俺の表情からも真剣さが滲み出ている。
なんでかはわかるだろ?
馬車って結構ゆれるんだよ、それは御者も一緒だよ。
ーーーーーーーーーーー
「ひまであーる」
1時間ほど経って、急にゼグサが言い出す。最初の方は俺と一緒にサリアさんを見ていたが、飽きてしまったようで、今では背もたれに身を預けて天井を見つめている。
飽きるなんて贅沢な、俺なんてもう何枚写真をとったかわからないほどだ。
実際に見たわけじゃないがきっとあの山の頂点の雪化粧はとてもいいバランスに違いない。
「そんなに暇ならタルに戦い方を教えてやったらどうだ?そうせ俺は力任せにしか戦えないし、魔法くらいなら教えられるだろ?」
と案を出す。
「それは無理だろ、あんまり知らないけど魔法ってのは国家機密みたいなもんだって聞いたぞ?」
「別にいいのであーる。暇だし」
まぁこうなるって思ったけど、国家機密そんな簡単に言ってもいいのかよ
「まぁ私は天才であーるからにして、私の魔法が使えるとはおもわないであーるから、機密も関係ないのであーる!」
突然鼻高々になって語り出す。
いまだにこの喋り方はムカつくが、言ってることはそこまで間違っちゃいない。
男に鑑定かけるのにかなり抵抗があるが、調べてみるとゼグサのスキル欄に”魔法の才”なるものがあったから事実なのだろう。
まぁタルのほうにも”魔法の才”があるのだから、ある程度覚えられるのではという目論見があった。
いい暇つぶしにもなるだろうし、軍への入隊に魔法の力は無いよりあった方が決まってる。
俺も魔法の理を少し知りたいので視線はプリンのように揺れる山を見ながら、耳だけはゼグサの方へと向けていた。
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