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あー!食われる!

あれはなに?

あれはなんだったんだろう

とんでもねぇ奴も中には居たもんだ。



何故逃げたか?って

それは俺もこんなんだが兵隊蟻として勤めてきたからな

直感ってやつよ。


まぁなぁ詳しく言うとよ

過去にも同じようなタイプの奴と付き合ったことがある。


名前は何だっけかな。

たしか。。。


ドサッ!!


すごい音と共に

すごい痛みも感じた

そしてゆっくりと視界が狭くなっていく


「おい!大丈夫かっ!」

「生きとるんか!」


どこかしらの声で目が覚めた。

男の人ぽい声みたいだ


私はどうやら気絶してたらしい。



周りを見渡すと大きいテーブルと

そこに座っている男の人がいるのは

確認できた。



私は状況を足りない頭で必死に整理し


「あのぉ」

と声をかけると

「もう少し寝てなさい」と男の人が私を縛った。

私は

「何だこいつ!」

と思いながらも

どこかしら何かしら懐かしかったから

全てを許した。

そいつは

縛られてる俺にどうしてここにきたのかを

語り尽くした。


「おれは外で夕食を探しにいっとったら

変な奴が空を飛んでたんだ!

そいつは俺が食べたかった奴ににてるから

ずっと見てたんよ

そしたら壁にぶつかって落ちてきたんだ」


要するに余所見してた俺が壁にぶつかって

落ちたところを

こいつに拾われたわけだ


んで俺はこう言った

「んで何で俺を縛るんだ」


そいつは「お前を食べる為だよ」


その一言で俺は焦った。

「世の中こえーやつもいるもんだな

蟻を食ってもうまくねぇのに」

というと

チロチロを長い舌で俺を舐め回してきた

大きい体に長い舌

しかもネバネバ


3回4回か舐めまわされ

身体中は粘液まみれになってしまった。


ベットに縛られて動けないのに

さらにネバネバとは

なんたるプレイ


食われなければ

最高なんだが


とにかく逃げなければ

だが

どうする?


そうだ!

飛ぼう!

おれはベットと一緒に空を飛んだ

空高く舞い上がると

そいつの姿はどんどん小さくなるにつれ


そいつの形がはっきりした


アリクイさんだ!


やっぱりあいつは変態だったんだ!


ベトベトの姿になりながら

目的もなく飛行した。

あーそうだったんだ!

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