命に答える
とても暇だ。
だから今、病院を散歩中。
もちろん、先生には内緒で。
点滴で思うようには動けないが、
歩けてることだけでも…
そう考えることにして、
あたりを見渡した。
小さい子供やお年寄りまで
色々といるもので、
子供たちは、
希望を抱いて楽しそうに
走り回っている。
でも、反対に
年老いた人達は
自分の死を見つめているよう。
こんなにも
変わるものだろうか。
みんな見た目は
同じような感じなのだ。
でも、考え方は違う。
「私はどうなんだろう。」
生きようとは思う。
でも、
楽しんではいないし、
希望なんてものは
持っていない。
そんな中途半端な気持ちが、
どんどん
押し寄せてくる。
病院の廊下は
どこまでも広くて、
時間が止まってるような
気分になった。
この間にもきっと、
やるべき事ことはあるはず。
ふと、窓を見ると、
紙飛行機が飛んでいる。
紙…空…うーん。
そうだ。
こうしている間にも
命は減っているのだ。
いつ死んでも
悔いのないように、
彼へ向けてなにか残そう。
サヨナラも言えないだろうから。
散った花が、
死への知らせを
運んでくるように見えた。
青い空に
溶けて、透けて、消える。
知っているよ。
だけど、
まだ何も残せていないの。
だからせめて、
それが終わってからにして。
登場人物の名前!
のせてませんでしたね。
主人公 早川千夏
彼 紺野夏海
です。
名前はなかなか出ないかもですが…




