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壊れた時計は直せない  作者: セッカ
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苦いのが私の人生の味

目が覚めると、

やはりあの天井の下だった。

薬の匂いが漂う病室は、

日の光が

射しているはずなのに、

どこか暗く感じる。


「生きたい」

「死にたくない」

「嫌だ」


そんな思いが、

染み付いていたのかもしれない。


あの日から、

青空に背を背けたくなった。

不安があったからか

なぜなのか。

どっちにしろ、

恐ろしかったことに

変わりはない。


私はこの夏を

超えられないのだろうか?

命も長くなくて、

ただ毎日希望もなく

絶望を過ごしている。


それなら、

今日死んだって、

明日死んだって、

いつ死んだって。

何も変わらないんじゃないか。


近くにはたくさんの

薬もある。

もう疲れたよ。

点滴なんて投げて

喉の奥に落とそうとした。

でも…


「苦い」


吐き出してしまうほど、

苦いこの味は、

私の人生の

苦難を表しているようだ。


私は楽になれなくて

長く付き合っていく

苦にも慣れないのか。

そう思っていたら

頬を伝った涙が虚しくなった。


だったら。

涙をきって、

最後まで生きよう。

窓の外、

青空に線を描く

鳥を眺めていた。


「空を飛びたい」

「自由になりたい」


点滴が行き先を邪魔をして、

思う場所に行けず、

今日も体が重くなるばかりだ。


でも今を生きている。


人生の辛さと喜びを

知った今、

死ぬまで楽しみたいから。


最後が良ければそれでいい。

中1になって、

夏休みの

宿題が多くなりました。

嫌だなぁ。


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