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異世界作って楽しみます!!  作者: ミントリン
9/12

魔法学校へ行く当てができたようです!!

またしてもお気に入りしてもらいありがとうございます!

誤字脱字、随時直していこうと思います。

食事は非常においしかった。


今はメイド達に連れられて今夜俺の宿泊する部屋へと来ている。

部屋の作りはやはり豪華でありながら美しさを保っている。

客人が緊張をしないように抑えられた装飾だ。

小さな机に椅子が4つ。鏡にクローゼットがある


「こちらの部屋を今夜はお使いください。

なにか必要なものや、何かありましたらそちらのベルを鳴らしてくださいませ。」

そう言われ視線を机の上に移すと小さな金色をしたベルが置いてあった。


「お荷物を置かれましたらついてきてください。

旦那様が就寝するまでお話をなさりたいようです。」


荷物をさっそく置き、服装と髪型を少し整えメイドさんについて行った。

そこには何かの草を模したであろう綺麗な彫り物がされている扉の前だった。


「旦那様、グラノラ様を連れてまいりました。」

「そうか、中に入ってくれ。それとエリンも寝てなかったら連れてきてくれ。」

「わかりました、失礼しました。」


そういうとメイドさんは廊下を足音を立てないように小走りで走って行った。


「なにをしているんですか?さぁ、入ってください。」

「はい、それでは失礼します。」

そういい先ほどのメイドのように一言告げ部屋へ入室した。

「そんなかしこまらなくてもいいよ。ここには今二人しかいないんだし。」

やはり気さくな人だ。


「それでお話とはいったい?」

自分が今疑問に思っていることをそのままマルリオさんにぶつけてみる。

「いやーね、君がこの街に何で来たとか、これから何をするのかとか雑談したくてね。」

一瞬だけマルリオさんの目が見定めるようなものになったが気のせいかもしれない。

「そういうことでしたか。そうですねー。何から話しましょうか。

先ほどの質問の順番でお話ししましょうか。」

「そうだね、こっちもいろいろお願いしたいこともあるし。」


タッタッタ

少し疲れているのか大きな足音が聞こえる。

「コンコン、失礼します。旦那様すでにエリン様はお休みでございました。起こしてきましょうか?」

そう尋ねられマルリオさんは

「いや、寝てるのならそのまま寝かしてあげて。」

「わかりました。それではお茶を入れましょうか?」

「あぁ、頼むよ。」


「それでグラノラさんはどうしてこの街に?」

お茶を入れてもらいそれを2、3度すすりマルリオさんが訊ねてきた。

それと先ほどのメイドさんはすでに退出済みだ。

「そうですね。長くなるんですが・・・」

そしてグラノラは自分の村での記憶とここまで来る途中に起こったことを説明した。

「ですから、荷物を盗られてしまったので食料の補給と、魔法学校への入学金の獲得のためですかね。」

本当のことを言った。それを頷きながら聞いていたマルリオさんは何かむずがゆい感じで言ってきた。

「魔法が使えるのかい!?うちの娘も今度魔法学校へ行くんだよ。初等部だけどね。

今家にいるのはエリンだけなんだよ、上二人はそうそうに嫁に行ってしまうし、妻は数年前に死んでしまってね。」

「そうですか、ということは家にはこれから一人になってしまうのですか?」

「メイド達もいるけどね。うちは男の子が一人いるんだけどその子も今はほかの街に留学中でね

君に頼みたいことがあるんだが聞いてもらえるかい?」

なんだろう、貴族の頼みとかろくなものじゃない気がする。

「頼みって言うのはゲンデルンまでうちの娘を護衛として連れていって欲しいんだ。

それと娘のことを向うにいる間も頭の片隅に置いといて様子をたまにでいいから見てほしいんだよ。

報酬として、向うの学費と高等部から入学できるように推薦状も書くけどどうかな?」

「ゲンデルンというと、魔法の街の名前ですね。

こちらとしては喜んで受けさせてほしいのですが、道中で出会った魔物などはこちらの取り分として売却してもいいですか?食費や、寮費も稼がなければいけませんし。」

学費は出してもらうにしても食費などは別である。

「ああ、かまわないよ。ただし、娘を置いて狩りに行くとかそういうのはやめてね。

いつ向うに行くんだい?入試はあと5日後だよ、ここから半日ぐらいで行けるから念のために明後日出発して、向うに到着したらゆっくりするっていう方針はどうだい?

宿代も今回は報酬に含めておくよ。」

5日後に入試があるとは知らなかった。

「それじゃあその方針で行きます。明日はギルドの登録と僕の荷物の準備をしようと思います。」

「あぁわかった。出発までここに泊まっていいから、もちろんご飯も食べてね。」

なんだかこの人の話し方が軟化してきている気がするのは気のせいだろうか・・・


「それじゃあ今日は明日に備えてもう寝ようと思います。おやすみなさい。」

「あぁ、お休み。」


そういって自分にあてがわれた部屋で今日の疲れをとるために深い眠りにつくのだった。



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