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異世界作って楽しみます!!  作者: ミントリン
10/12

意図せずロリコンになりました!!

アクセス数がかなりふてる。よろぴこお願いします。

~翌朝~

「なんじゃこりゃぁ!天井がぁぁぁぁ!違う!」

マルリオさんとの会談後すぐに就寝をしたグラノラは焦っていた。

目が覚めるとそこは見たことのない天井だったからだ。


「あぁ、そういえば昨日はそのまま寝たんだった。」

そうやって頭が冷静になってきたころ

タッタッタッタ。と軽快な足音を廊下に響かせメイドさんが走ってきた。


「グラノラ様!どうかなさいましたか。」

どうやら先ほどの悲鳴を聞いてしまったようだ。


「ご心配をかけてすいません、見慣れぬ天井で焦ってしまっただけなんです。」

メイドさんは安堵の表情を浮かべた。

「そうでしたか。お食事がもう少しで出来上がります、準備をしていらしてください。」

そう言い残してメイドさんはどこかへ行ってしまった。


「今日もいっちょ頑張りましょうか!」

顔を洗い、歯を磨き、髪型を整え、腋臭のチェック。

これで準備は万端だ。

いざ、ご飯へ。




~朝食の場~

「あ、グラノラ様どうぞこちらへ、すぐに旦那様とエリン様も来ると思いますので少々お待ちください。」

ここのメイドさんは何かを言い終わった後に少しハニカム癖があるようだ。ちょっとかわいい。

そんなことを考えている家に2人がやってきた。


「おはようグラノラさん、昨夜も言いましたが今日のうちに準備をお願いしますね。

明日の午前中にはこっちを出て夕方までにあちらで宿に入るのが目標です。」

マルリオさんの話を聞いてエリンちゃんは少し涙目だ。

「グラノラさんはもう行ってしまわれるのですか?」

すごく可愛い。自分はロリコンではない。たぶん。。。。

マルリオさんはいたずらが成功した子供のような顔でにやにやしている。

「エリン、そうなんだ。明日グラノラさんは行ってしまうんだよ。」

その話を聞いてエリンちゃんはすすり泣きだしてしまった。

マルリオさんもやりすぎと思ったのか大慌てだ。

「エリン、悲しむことはないぞ。

グラノラさんはお前と一緒に魔法学校へ入学するそうだ、彼は高等部からだがね。

だから向うでもお前と会うことはできるんだから。」

エリンちゃんは目を真っ赤に腫らしている。やっぱり可愛い。

「お父様本当?グラノラさんと一緒に居られる?」

「もちろんだとも、さぁ明日出発するだろ?今日の内に準備を済ませるんだから早くご飯を食べなさい。 君、朝食をもって来てくれ。」


「やっぱりこの家の朝食は美味しいですね。特にこのスープは味が深いですね。味わいがいがありますよ。」

ちなみに本日の朝食は濃い目のスープにすこし甘い食パンに、デザートのキウイとミカンだ。

この濃い味のスープにパンを浸して食べるとちょうどいい。

パンの甘さとスープの奥行きの深い味がなんともマッチしている。

「ははは、気にいってくれて良かったよ。」

食事がおいしいと褒められメイドさんも少し赤くなってる。


ここの食事はやっぱりおいしいかった。

「ごちそうさまでした。」

マルリオさんが不思議な目で見てくる。

「グラノラさんのその、ごちそうさまでしたって言う挨拶はなんですか?」

こちらでは神に祈りをささげるようなしぐさもなく、食事が始まり終わる。こういう文化がないのだろう。

「これは俺のいた村の挨拶です。

料理の材料を作ってくれた人、この街まで運んでくれた人、命をくれた生き物、料理を作ってくれた人にありがとうございます、って気持ちを忘れないようにするための挨拶なんです。

そうでもしないとだんだん食べれることが普通になってしまいますから。」

この風習にどうやら関心してくれたようだ。

「グラノラさんは、言葉遣いといい、仕草といい、礼儀を欠かぬその態度は余程その村が良き村であったからだろうね。 我が家でもその挨拶を取り入れるよ。

ごちそうさまでした。」



~食後のお茶にて~

「さぁ、グラノラさんは今日は冒険者ギルド登録して、旅の準備をするんだよね?

まぁ半日だし、そこまで買い込む必要もないから金銭的には今の手持ちで十分足りると思うよ。

それとね、この手紙をギルドの受付で渡すといいよ。きっとランクを早上げしてくれると思う。」

そういって蝋封のされてある皺ひとつない手紙を渡してくれた。

「それではお言葉に甘えさせてもらいます。

お昼は外で食べようと思いますので必要ありません。行ってきますね。」


玄関へ向かっていると門のところに一人の女の子がいるエリンちゃんだ。

「どうしたのエリンちゃん?お見送りでもしてくれるのかな?」

するとエリンちゃんは少し恥ずかしげに

「うん、それもあるけど、グラノラさんのことをお兄ちゃんって言っても良いか聞きたくて。」

グラノラの脳内に雷が落ちた。

それは広い荒野に一輪の花が咲くように。

水面に移る月が美しいように。

その言葉は非常に甘露な言葉であった。

つい、頬をだらしなくニヤけさせてしまった。

「そうか。じゃあそう呼んでもらえるかな?」

エリンちゃんは真っ赤になりながら抱き付いてきた。

「行ってらっしゃいお兄ちゃん。」

「行ってきます。」

頬のゆるみを隠し切れないグラノラにとって唯一絞り出せた返事だった。


さぁ!冒険者ギルドへ行こうか!



さぁ、今回グラノラにエリンちゃんは抱き付きましたが、

グラノラのチート能力の一つ、体臭がずっとバラの香りの効力にどう反応を示すのでしょうか!

こうご期待!

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