後悔
作者の遠き幻想郷です・・・
今回の題材は私もプレイしたフリーノベルゲームのNOeSIS02羽化編です
その中のバッドエンドに救いがあってもいいのではと思い書かせて頂きました オリキャラが出てきますので原作キャラ崩壊が見られる箇所もあると思いますがご了承ください。
「二人だけになちゃったね、時雨君」
頭にマカロンをつけた少女が俺に話しかける。
「俺が取った行動は間違いだったのか?那由多」
「時雨君が憂姫ちゃんを救うために取った行動だから間違ってはいないよ。」
「だけど・・こよみや憂姫、千夜先輩もいないんだぞ」
「・・・・仕方ないよ」
俺は憂姫を助けるために悪魔と契約をし、無関係な人と千夜先輩を手にかけた。
俺は喉元にナイフを突きつけ自害しようとするが・・・
「何で、手がいうこと聞かないんだよ。」
「時雨君・・・無駄だよ死んだって意味なんてない」
「那由多、俺はどうすればいいんだ、もう時間を巻き戻す事もできない・・・」
「一人でよく考えなよ・・、私はもう行くね、今度は那由多が必要な事件起こさないでね。」
「おい、お前は一体・・・」
後ろを振り向くがもう那由多は居なかった。
誰もいない自宅に帰り着き、俺の部屋に入る。
そこに置かれているフォトフレームに目が留まる。
そこには俺と憂姫、こよみの三人が写っている写真が入っていた。
俺は涙をこらえフォトフレームを伏せる。
気がつくと時計の針は午前二時を指している、自動的に録画を開始するHDDレコーダーの機械音が虚しく響く。
俺はその虚しさに耐え切れず部屋を飛び出す。
「一夜先輩と契約さえしなければ・・・、他にも救う方法はあったはずなのに。」
「後悔先に立たずよ、時雨君」
どこからか懐かしい声がした気がした・・
「千夜先輩?」
声のした方をくまなく探すが誰もいない・・・。
ただ、そこには点々と血痕が残っていた・・・・
俺はその血痕を辿り家の外に出る・・・
家の前に佇む黒い3つの影
「誰だ!?」
「シグレ、ヒドイヨワタシガワカラナイノ?」
「お兄ちゃん、何でまだ生きてるの?早くこっちにおいでよ。」
「時雨君・・・・躊躇しなければ殺されることもなかったのかしらね」
聞き覚えのある声が影から発せられる・・・
「うわぁぁぁぁーーーー」
俺は頭を抱えその場に蹲る・・・・そこで俺の意識は途絶えた。
遠き幻想郷です、とりあえず一話目ですね・・・
意識の途絶えた時雨君、どうなるんでしょうね・・
気になる人は2話目に期待を・・
「作者さん、作者さん、私の出番はあるんですか?」
「え、一夜先輩?ダメでしょ画面から出てきちゃ・・・」
「いつも言ってるじゃないですか、嫁が画面から出てくればいいのにとか」
「人の妄想をばらさないでぇぇぇ」
「何話目になるか分かりませんが出てきます」
「嫁が画面から出てこないって、俺みたいだな作者・・・」
「せっかくなんで次回予告お願いします≦(._.)≧ 」
「次回NOeSIS~ありえた日常~は」
「早速オリキャラ登場の予感ですよ・・・時雨君」
「フラグはあるのか・・」
「時雨君そんなこと言っちゃメッですよ」
「まとまってないだと、次回もお楽しみに~」