第５話 居残り掃除
グラバス先生にいわれて教室にもどった。
それからはすぐに授業は終わった。
「じゃあまた明日。明日から本格的に授業始まるからね。ライド君とルナさん以外解散ね」
忘れていた・・・ライドとルナは居残り掃除をしなければならないのだった。
「まじかよ。こいつとかよ」
「こっちのセリフ！」
「それじゃみんなが教室でたら教室掃除しといて、終わったら私のところにいいにきてね～」
「はぁ～」
ライドとルナほぼ同時にため息をつく。
「じゃあライド先に寮戻ってるよ」
「あぁ」
「ミラちゃんいこう」
「はい」
シャインとミラはいってしまった。
（なんでミラちゃんといっしょにいくんだよ！）
そんなことを考えていると急にルナが
「またあのシャインって子に嫉妬してるんだ」といった
「はっ!?なんでだよ！」
「だってミラちゃんのこと好きなんでしょ～？」
ルナはライドをおちょくるように言う。
「なっちがっうっ」
「その反応で普通にわかるっつーの」
ライドはごまかすことをあきらめた。
「そんな俺わかりやすいか？」
二人とも掃除を始めた。
「わかりやすいわよ。バレバレ。すぐそのバカ顔にでるわよ」
「だからどこがバカ顔なんだよ」
「その顔よ！」
「うるせーなこれでも中学ん時はそこそこモテたんだからな！彼女もいたし…てかお前クロノス出身なのかよ！お前いた？何組？」
「はぁよりによってこいつが唯一のクロノス出身か～」
ルナはつぶやいたがライドには聞こえていない。
「あぁ？なんかいったか？」
「同じ中学出身の人忘れるなんてサイテーっていったのよ！バカ」
「うぉっ！ごめん」
「あんた先生に報告してきなさい。もう終わったからあたし寮に戻るから～」
「あっおいおれがいくのかよ」
ルナは小走りでいってしまった。
「まじかよ…」
ライドはしょうがないので職員室にいきグラバス先生に掃除が終わったことを告げて寮にもどった。
