詩 桜散らす雨
掲載日:2026/06/21
「花を見ながら、空を見上げて、掌を見つめて」
「咲いたばかりなのに」
「満開になることもなく、散ってしまうんだね」
桜散らす雨
温かい 終わりの雨
花を射て 地に落とす
春が来るたびに きっとそれは
何度か繰り返された景色
しとしと弱い雨でも
可憐な色を地に加える
どうせなら 春の終わりに
季節の最後に 降ってくれたら
空を見上げて 命の終わりに想うこと
「今年の桜は雨と共に見た」
「可憐な色の絨毯を歩きながら」
「少しだけ寂しい気持ちになる」
「ストーリー」
地面に落ちた花を拾い上げる。
雨に濡れて何だか寒そうだな。




