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漢道  作者: フェルナンド
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【5話 模倣の天才】

共感の出来る力,それ即ち見ただけで相手の

技を真似る事が出来るそれは異次元であった。


「はい,今日わね,体育をやってもらいます,

河城は休みな」


「先生,俺やります」


橋上が声を上げる。


「良いの⁉︎やるやる!」


柔道黒帯な上に相当な実力者,皆伝の先生,それもまるでアメリカンコミックスの,登場人物

の様で,様々な国様々な技を極めて気付けば

全ての格闘や武器術を得て居たのだから,

剣道の授業では絶妙な剣技を披露して見せた。


当たり前だ,県を跨いだとはいえ簡単に武器持ち格闘技経験者多数の1万のその上連携は軍隊並みの群勢が来るんだ,10対1位勝てるくらいは

強かった。


「前先生が授業外でやって居たりした棒術やら

剣術合わせて,最適化して,近距離腕術,剛拳」


河城はなんと,全てを見るだけで理解して,

最適化すらして合わせて居た。


「フュー!良いねぇ」


先生が声をかけて試合が始まる前に

先生が止める。


「俺とやってくれよ河城」


「はい!」


こうして河城悠二とマスターコンバット先生が

戦う事に。


ただ。


「うぎぃ⁉︎」


「受け身やガードも全て見えました」


強い技をわざと喰らい,無意識的反射に任せた,

絶対回避を使わずに技を全て覚えた。


「動作や筋肉の筋からある程度読み取り最適化

して補填すれば精度100の敵の使うのより良い,101%模倣した技が使えるし態々

受けなくても良かったんですが,受け流しや

ガードも貰いました」


あの怪物河城悠二に人の持ちうる全ての武器を与えてしまったのだから。


「橋上君,やりましょう」


「約束だ,本気でこいよ,河城」


「橋上,僕がもし抑えられなくなったら頼み

ますよ,うっぐぅおぁぁぁ!」


ここに来てなんと,河城!人生初めて,

フルパワーどころか,限界を超えたパワーを

発揮する。


「あの黒人の良いって言って居たんだ,肉体改造や最適な薬品や,トレーニングや脳解放は」


「だから僕は,今日の日のために,それら全てを

こなしてきた,遺伝子組み換えって技術で

僕もミスタチオン筋関連肥大症になったんだ,

今の僕は過去の1万倍,脳解放率合わせて100万

倍,最適な戦闘トレーニングと薬で+a,今の僕は

全世界の技だって101%模倣して見せたんだ!」


元の資質に加えて未来を犠牲にした狂った

河城,今や元の面影なんてない,完全形態を

最初っから出してきたのだ。


「無意識動作と感覚で全技術を使いながら,

爆破しそうな身体で敵を薙ぎ倒す訳か」


成長期を完全に過ぎたと医者に言われてから,

これらを全て終わらせたつまりは,今最全盛期の

河城悠二!まるで神話のオーディンが如し

姿見は神々しくすら見えた。


ただ,それは一瞬にして終わった。


バァァァァン!っとガンマ線バーストいや,それ以上,ビッグバンを思わせる様な衝撃音が

鳴り響く,常人いや,無時間速以上を余裕で

知覚する上今や覚醒状態の河城すら認識しない,

完全に次元を超えたと思わせるその力は,

すでに,河城を地につかせて居た。


「今何が起きた?グハァ」


あの河城が,血反吐を吐く。


「すごいよ,ハシガミグン,やっぱり君は

僕がみそめた通りだった」


「ははは,何を地につくか河城悠二!

本気で打った全身全霊が俺の利き手じゃない

左手の小指の爪先だけであくびしながら

適当に打った攻撃だったんだが」


「河城の持つ,野生本能の戦闘時最善手行動だろ?全技術あってそれかよ」


ちょっと出した闘気だけで,河城悠二は,

気絶した。


「すでに死した我が自慢の父は大剣豪として

生涯に天命を全うした,母は優しき女房として

大往生した,身長は170cmで体重は60kgの

俺は,鍛える事はしなかった,父母の優しき

オーラに包まれて自然に身を置いた私は今,

森羅万象の極地と一体化したのだまぁ

気分だけどな」


橋上雄也,ここに地上/霊長類/猿人類/共に

時代を超え隔てて,歴代最強打ち立てられる

のであった。

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